ツバメと人間の絆
ある駅でのこと
とある利用者が少ない駅に降り立つと、
駅のベンチに使用禁止のシートが、
かけられていました。
その上を見上げると、
ツバメの巣。
ツバメが子育て真っ最中で、
巣から糞が落ちて来るので、
そのベンチは使用不可だったのです。
でも、誰も文句を言う人はいません。
昔から日本人は、ツバメを農作物の
害虫を食べてくれる有難い鳥として、
大切にしてきました。
ツバメの方も、代々、
人間の近くに居る方が、
外敵から守ってもらえるとDNAに
刻まれていて、人が住んでいるところで、
わざわざ巣作りをする珍しい鳥なのです。
利害関係が一致というと冷たい言い方ですが、
お互いに信頼し合っている人間と鳥(ツバメ)
の関係が、古来から日本で続いているなんて、
素敵だと思いませんか?

何故、ツバメは人間と共存の道を選んだのか?
何故、ツバメは、わざわざ人間と共に
生きる事を選んだのか?
その理由を深堀していきたいと思います。

その理由は・・・・以下になります。

アクシデントで亡くなる場合もあります。そして、天敵も多く、
襲われる事もあります。よって、パートナーが亡くなっても、
同じタイミングで帰って来られなくても、新しいパートナーと
巣作りをして子育てをするようなのです!子孫繁栄の為の知恵ですね。

それもそのはず、孵化してからたったの20日で巣立つのですから、
その為に、短い期間で急成長しているのですね。
早く成長して飛べるようになった方が天敵から身を守れますね。

道理でいつも、子育て中というイメージが。
親鳥の働きぶりはブラック労働というほど
休む間もなく、虫を捕って雛に与えています。

天敵に襲われたりして実際の平均寿命がたったの1年半
まるで激戦区で生きているみたいです。

ツバメは同じ家に帰って来るのか?
これは、多くの人が疑問に思っていることです。
この答えを探しました。
戻って来たくても、生存率を加味したら、
半分くらいは戻って来れないそうです。
ツバメについての質問ナンバーワンは、
「古巣に戻ってきたのは、去年と同じツバメ夫婦なの?」
ではないかと思います。
ヨーロッパのツバメは人家で
子育てする日本とは修正が異なり、
家畜小屋に数十から数百羽が集まって
巣を作ることが多いのですが、
少し離れたいくつかの家畜小屋で
ツバメに足環を付けて調査をすると、
翌年帰ってくるツバメは必ず同じ
家畜小屋に戻ってきます。
そのため、ツバメは生きている限り翌年も
ほぼ同じ場所に帰ってくる
と考えられています。
では、翌年も同じ巣を使うのでしょうか?
2014年のバードリサーチ大会で
福岡賢造さんが発表して下さった、
大阪府の河内長野市の商店街で行った
足環調査の結果によると、
翌年も同じ商店街に戻ってきた ツバメは約4割で、
さらにその中でも4割程度が
前年と同じ巣に戻っていたそうです。
そうすると、オス・メスのどちらかが
同じ巣へ戻ってくる率は15%くら いになります。
商店街に帰還したツバメのうち同じ巣に
戻らなかった6割がどのくらい離れた場所で
営巣したかはお聞きしなかったのですが、
商店街のどこかにラン ダムに
戻っているのではなく、
前年の巣の近くにやってくるのでしょう。
ここまでは、皆さんの期待通りです!
ツバメと人の信頼関係が温かい
何かと世知辛い世の中ですが、
当たり前の如く、自然にツバメの
子育てをする日本の社会が、
温かいな~と感じて、
ホッコリします。誰も「糞害」について
文句を言う人はいません。


ツバメの家族

鎌倉駅です。人の往来は多いはずですが、
このような配慮がされています。

住民みんながツバメの子育てを
温かい目で見守っていたのでしょう。
私たち日本人にとってみたら、
ツバメを見守る事は、
当たり前の事なのです!
その当たり前が、どこでも、
見る事が出来る・・・。
なんて素敵な国なのでしょう?
移民が大量に押し寄せてきたら、
この素敵さも失われていくかも
知れません。
こんなツバメと人間が、
信頼し合って支え合う国、
このままのホッコリした関係を
維持していきたいですね!
