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「わかっているのに、できない」の正体。

こんにちは、井口です。

ぼくは個人事業主として、小資金でも実践できるWEB集客や販促の方法を探求しながら、日々仮説と検証を重ねています。

このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、意外と曖昧なまま使われているマーケティング用語にフォーカス。自分で調べたり、実体験をもとにしながら、できるだけ噛み砕いた言葉でまとめています。

専門用語が苦手な方でも、「なるほど、そういうことか」と思えるような形でお届けできたらうれしいです。

頑張って書いても読まれなかったnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから43日月間2万ビューに変わった理由 ➡ 続きを読む。


「え、これって、ぼくだけ?」「私だけなのかな?」って、つい思っちゃう瞬間、ありますよね。

たとえば、「本当は集客のためにSNSを毎日やるべき!」って頭ではわかっているのに、「いや、SNSなんて時間のムダ。

目の前の仕事に集中するのが一番!」って都合のいい理由をつけてサボっちゃう。

あるいは、「自分のスキルに見合った単価で仕事を受けるべき!」と強く思っているのに、「今回は経験のためだから…」と、相場よりかなり安い案件を受けてしまった後で、なんだかモヤモヤする。

ぼくも個人事業主として活動を始めたばかりの頃、こういう「理想の自分(信念)」と「現実の行動」が食い違うたびに、心の中で「やっちまった…」という不快な心理的摩擦を感じていました。

なぜぼくたちは、理想と違う行動をしてしまうのでしょうか?
なぜ後から必ず「もっともらしい言い訳」を探して自分を納得させようとするんでしょうか?

そのモヤモヤの正体こそ、実は心理学でいう「認知的不協和(にんちてきふきょうわ)」という心の働きだったんです。

なんだか専門的で自分には関係ないかな、と最初は敬遠していたのですが、調べてみたらこれがもう、ぼくたちの行動と「言い訳」のメカニズムそのものでした。

この記事では、「認知的不協和」の仕組みを、ダイエットや仕事の具体的な「あるある」事例に当てはめて解説していきます。

この記事を読み終わる頃には、これまで無意識に作り出していた自分の心の矛盾に気づけるようになり、明日からより良い行動を選べるようになるはずです。

一緒にモヤモヤをスッキリさせましょう!




そもそも「認知的不協和」って何だろう?

「認知的不協和」(Cognitive Dissonance)は、1950年代に社会心理学者のレオ・フェスティンガーによって提唱された考え方です。

簡単に言うと、「心の中で矛盾する2つの考え(信念、態度、行動など)を同時に持っているときに生じる、不快な心理的緊張(モヤモヤ)」のこと。

人間は、基本的にこのモヤモヤした状態が大嫌いなんです。

だから、この不快感を解消しようとして、どちらかの考えを変えたり、都合のいい理由を付け加えたりするという心の動きが発生します。これが「認知的不協和」のメカニズムです。


身近な「あるある」に例えてみる

ぼくたちの身近な例に置き換えてみます。

【例:ダイエット中の甘いもの】

  • 認知1(信念): 「絶対に痩せたいから、お菓子は食べない!」

  • 認知2(行動): 「仕事で疲れたから、ついケーキを食べてしまった…」

この時、「信念」と「行動」が矛盾して、心の中が「やっちまった…」というモヤモヤ、つまり不協和の状態になります。

すると、ぼくたちの心はこのモヤモヤを解消しようと、こんな「言い訳」を探し始めます。

  • 解消行動A: 「今日だけは頑張ったご褒美だからOK!」(新しい都合の良い認知の追加)

  • 解消行動B: 「ケーキは実は脳の疲れを取る栄養源だ!」(認知1や2の片方を都合よく変更・正当化)

つまり、「認知的不協和」とは、自分の行動を後から正当化しようとする心の働きなんだな、とぼくは理解しました。

この正当化によって心が安定するのですが、時にはそれが良くない行動のループを生んでしまうことにもつながります。


個人事業主・フリーランスの「あるある」

この心の動きは、ぼくたちフリーランスや個人事業主の活動にも大いに関わってきます。

例1:安すぎる案件を受けてしまった時

  • 認知1(信念): 「自分のスキルは高い。適正な単価で、価値のある仕事をするべきだ。」

  • 認知2(行動): 「生活費のために、相場よりかなり安い案件を受けてしまった。」

この矛盾から生じるモヤモヤを解消するため、ぼくたちは自分を納得させようとします。

<不協和の解消例>

  • 「これは実績作りのためだ。ポートフォリオが充実すれば、単価は安くても投資になる!」

  • 「クライアントがとても良い人だから、単価は気にしない!」

もちろん、本当に投資になる場合もありますが、多くの場合、これは低い報酬を受け入れたことへの心の言い訳になっている可能性があります。

例2:苦手なSNS運用をサボってしまう時

  • 認知1(念): 「フリーランスとして集客するには、SNS運用は必須だ。」

  • 認知2(行動): 「面倒くさくて、もう1ヶ月も投稿していない。」

この矛盾を解消するために、信念の方を都合よく変えてしまうことがあります。

<不協和の解消例>

  • 「自分のビジネスは、紹介がメインだからSNSは不要だ。」

  • 「SNSは時間の無駄だ。投稿する時間があったら、目の前の仕事に集中すべきだ。」

これは、行動を変える(SNSを頑張る)のが大変だから、信念の方を「SNSは不要だ」と変えて、心のモヤモヤを消している状態です。


まとめ:モヤモヤに気づけば、より良い選択ができる

「認知的不協和」について学んでみて、ぼくが一番気づきを得たのは、「人間は誰でも自分の行動を正当化しようとする」ということでした。

心の中で矛盾が生じると、ぼくたちの心は無意識のうちに、楽な方(行動を変えるより、考え方を変える方)へ流れてしまいがちです。

でも、この「認知的不協和」の働きを知っておけば、安請け合いやサボりグセに対して、「あれ?これは心のモヤモヤを消すための言い訳じゃないか?」と、一歩立ち止まって客観的に見つめ直せるようになります。

大切なのは、その心の声に気づくこと。

気づけば、「これは本当に将来のための投資なのか?それとも、単なる一時的な言い訳か?」と、より建設的な問いかけができるようになります。

ぼくたち個人事業主やフリーランスが、流されず、より良い選択をし続けるために、ぜひこの「心のモヤモヤ」を意識しながら日々の行動を見直していきませんか?


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が「なるほど、そういうことだったのか!」という小さな気づきや、あなたのアイデアのヒントにつながっていたら嬉しいです。

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