橋を渡っている途中、空を見上げた。
いつも見ている川と、いつも見ている街だった。
けれど、この日の空はいつもと違った。
大きな雲が街の上を覆い、その隙間から光が差していた。
川も、建物も、遠くの橋も、その巨大な空の下ではずいぶん小さく見えた。
何か特別な場所へ出かけたわけではなかった。
ただ、いつもの道を通っていただけだった。
それでも、同じ場所が同じ景色になるとは限らない。
雲も光も、その瞬間にしかないものだった。
少しだけ足を止めて、写真を撮った。
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