療育に入るときには、ゴール地点を揃えておきましょう。
【何を目的に、お子さんを療育へ通わせるのか。】
皆さんは、決めていますか?
療育を利用するためには、お金もかかります。
(※児童発達支援は、無償化対象もありますが)
そして何より、
送り迎えをしたり、
予定を調整したり、
仕事との兼ね合いを考えたり。
保護者さんにも、お子さんにも、
大切な時間を使っていただいています。
だからこそ私は、サービスを受けていただく以上、
「お値段以上のものを提供したい」と思っています。
では、良い支援って何だろう。
いろいろな考え方があると思いますが、
私が大切にしていることの一つが、
「ゴールが明確になっていること」
です。
例えば、
・今、お子さんがどんなことに困っているのか。
・半年後、1年後にどうなってほしいのか。
・そのために、どんな力を伸ばしていくのか。
・どのような方向性で支援していくのか。
こうした部分を、
『保護者さんと支援者で共有できている状態』
が理想だと思っています。
そのゴールがわからない場合、
以下の記事を参考にしていただけたらと思います。
もちろん、
療育に通い始めた時に決めたゴールが、
ずっと変わらないわけではありません。
・「最近、学校に行きたがらなくなった」
・「友達とのトラブルが増えてきた」
・「家でのかんしゃくが増えた」
子どもが成長すれば、新しい悩みも出てきます。
その時々の困りごとに対応してくれる事業所かどうかも、とても大切です。
ただ、
新しい困りごとに対応しているうちに、
「そもそも、何のためにここへ通っているんだっけ?」
が見えなくなってしまうことがあります。
だからこそ、
最初に決めた目的も
時々振り返ってほしいと思っています。
私が最も怖れているのは「支援の停滞」です。
子どもに大きな変化が見られない。
でも、
支援者側も方法を変えない。
そんな状態が長く続いているのであれば、
一度立ち止まって考えてもいいかもしれません。
例えば、
「今はとにかく“A”という方法を継続することが大切です」
と言われたとします。
もちろん、
継続すること自体が大切なケースはあります。
すぐに結果が出ないからといって、
『A→B→C』と次々に方法を変えることが
良いとも限りません。
だから私は、
「まだ変わっていない=支援が悪い」
とは思いません。
ただ、その時に確認したいのが、
・BやCといった、A以外の手立ても
支援者側が持っているのか
・なぜ今はAを継続するのか、理由を説明できるのか
・どのくらいの期間・変化を目安に、支援を見直すのか
・手立てがなければ、新しい方法を調べたり学んだりして
提案してくれるのか
というところです。
「継続する」と「何となく同じことを続ける」は、違う。
私はそう思っています。
大切なのは、
療育に通うこと自体をゴールにしないこと。
療育は、
通っていればそれでOKというものではありません。
支援者も保護者も、
「今、どこにいるのか」
「どこへ向かっているのか」
「そのために、なぜこの支援をしているのか」
を時々確認する。
そして、
必要であればゴールも方法も一緒に見直していく。
せっかく、
お子さんも保護者さんも
大切な時間を使って通ってくださる場所だから。
「療育に通うこと」を目的にするのではなく、
その先にある子どもの姿を一緒に見ていたい。
支援者と保護者が、
同じゴール地点を見ながら進んでいく。
私は、そんな療育をしていきたいと思っています。
