鉛筆を削る時間が、手を育てていた
私が小学生の頃の筆記用具といえば
「鉛筆」でした
でも鉛筆は
シャープペンのように
そのままでは使えません
「削る」という作業が必要でした
その削り方にもいろいろありました
・手でレバーを回して削る鉛筆削り
・筆箱に入る小さな鉛筆削り
・カミソリのような刃がついたもの
(関西では“ミッキーナイフ”
関東では“ボンナイフ”と
呼ばれていたそうです)
・切出し小刀や肥後守
・高学年になるとカッターナイフ
・そして電動鉛筆削り
今思えば
子どものカバンの中に
普通に刃物が入っていた時代でした
もちろん危ないこともあるのですが
その中で「どう扱うか」を
覚えていた時代でもあった気がします
鉛筆削り器を使えば
簡単にきれいに削れます
でも小刀やナイフで削る時は
「芯を折らずにどこまで細くできるか?」
「木の部分をなるべく削らずにできるか?」
そんなふうに
自分なりの“こだわり”を持って
削っていました
今思えばあれも
手先の感覚や集中力を育てる遊びのような時間だったのかもしれません
だからなのか
私は今でも
ごぼうの“ささがき”をするのが好きです
包丁を使って
少しずつ薄く削っていく感覚が
どこか鉛筆を削っていた頃と
似ている気がします
便利になることで
失った危険もあれば
失った感覚もあるのかもしれませんね
あなたはどんな鉛筆の削り方が
好きでしたか?

