
欧州の位置づけをアップデイト
日本滞在37日目のメモ。
昨日はビデオメーカーの井野英隆さんと雑談。カンヌ映画祭やスローフードにとどまらず、横浜とその周辺に限った食材を使った弁当に話は及び、なかなか痛快だった。息子は、ここぞとばかりIGTVの狙いを聞き、とても満足。
その後、一社で打合せをした後、ベネッセコーポレーションの社内勉強会で「意味のイノベーション」の話、アートアンドロジックの増村岳史さんがアートとデッサンの話。今まで何度も増村さんとこのセットの話をしてきたが、どこに壁があり、どこの壁は突破しやすいか、しかし、それは簡単に突破してつもりになってはいけない・・・というのが少し見えてきた感がする。
今日は日経新聞の桜井陽さんと会う。日本の人は欧州をどういう視野・範囲と視点でみればいいのか(みたいな)ことを、雑駁に話した。また、人生に多くの選択肢をもつようになった(とみえる)状況をどう解釈するといいのか、ということも話題になった。いずれにせよ、拙著『ヨーロッパの目 日本の目』を出して10年になるが、欧州の理解とつきあいの仕方(つまりは、位置づけ)についてもう一度アップデイトしていきたいと考えている。
大手町から皇居周辺を息子と歩きながら日本の風景について語りあう。ロラン・バルトの「空虚」や意味の違いなど。
夜は外苑前のMistletoe へ。1階でエレベーターを待っていると、中からほぼ日の篠田真貴子さんが出てくる。Mistletoeはほぼ日の階下にあるので、このような偶然はありうることだが、偶然というのは嬉しいなあ、と彼女とちょっと立ち話をして思った。
Mistletoeではサロン風の場所でビールを飲みながら、「リトアニアの社会ー意味のイノベーションとは何か?」を話す。ぼくが意味のイノベーションを腹の底から話せるようになったのは、リトアニアの社会つくりにおいて意味のイノベーションが必要だと理解してからだ、というエピソードも披露した。そして、リトアニアの問題は日本の問題でもある、と実感したからでもある。このあたりのことも含め、機会をみつけ、ベルガンティとゆっくりと語りあいたいと思う。
滞在中の人前での語りの最後は、来週月曜日朝、東大本郷で経営学の山本浩司さんの学生たちを相手に、ローカリゼーションと意味のイノベーションの話をする予定。基本、学生の関心度合によって話すテーマの重心を動かすつもり。