夫婦で働き方を決める3ステップ|最初に聞くのは「なんで結婚したんだっけ」
子育てしながら夫婦そろって時短勤務をしています。
この生活スタイルを始めて、1年経ちました!
ターニングポイントになったのは、第一子出産後のある日の3時間でした。
ファミレスでノートを広げて、二人で「これからどう働くか」を話しあったんです。
夫婦で働き方の話をすると揉める、という話を聞きます。
一方、我が家ではほとんど揉めずに決まりました。
なんでだったかなーと思い返してみると、大事だったのは話す順番だったと思っています。
なぜ、夫婦の働き方の話は揉めるのか
たいていの夫婦は、この話を「これからどうする?」から始めます。
私が時短にする? それとも、あなたが働き方を変える?時短勤務にする?
一見、いちばん話すべきことに見えます。
でもここから始めると、必ず揉めやすいのかなと思っています。
例えば。
妻は時短勤務にしたくない。
夫は仕事を減らせない。
この2つをいきなり突き合わせると、対立しやすいですよね。
お互い自分の希望を通したいので、話し合いではなく交渉になり、そうなると弁が立つ方が勝つということになりがちです。
当時の我が家も危うかったです。
私は第一子が生まれ、ワンオペ育児。
夫は好きでもなさそうな仕事で毎日忙しい。
正直に書くと、夫への感謝の気持ちが薄れていました。
「私のキャリア、もう終わりかな。」
そう思いながら、その不満を夫にぶつけたら喧嘩になることだけはわかっていました。
最初に聞くのは「なんで結婚したんだっけ」
きっかけについて詳しくは下記の受賞記事で書いたのですが、尾石晴さんの『ワーママはるのライフシフト習慣術』を読みました。
この本に「ファミリーキャリア」という考え方が出てきます。
夫婦がそれぞれ別々にキャリアを考えるのではなく、家族としてどんな人生を送りたいかを先に決める、という発想です。
そして「家族のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)」。
会社が掲げるあれを、家庭でつくるという話がでてきます。
読んですぐ、夫に持ちかけました。
「良い本を見つけた!ここに書いてある、ファミリーキャリアとMVV、うちも決めようよ」
夫は最初は目を丸くしていましたが、すぐに「いいね」と同意してくれました。
「うちの夫、そんな二つ返事しないよ」という方へ
ここまで読んで、そう思った方もいるかと思います。
そんな方はこんな感じで話してみるのはいかがでしょう。
不満から入らない
「話があるんだけど」
「ちょっと真面目な話なんだけどさ」
これ、言われた側はかなり身構えます。何か責められると思うからです。
私が言ったのは「良い本を見つけた!」でした。
自分の不満ではなく、外から持ってきた枠組みの話にする。
第三者が間に入るだけで、相手は「自分が責められている」と感じにくくなります。
「決めよう」より「やってみない?」
会社のMVVを家庭でやる、ってちょっと面白くないですか。
真剣な話し合いです、という顔で持ちかけるより、ちょっとした遊びとして誘うくらいがちょうどいいです。
横並びになって雑談してみる
いきなり「話し合いの場」をつくろうとすると身構えられてしまう、、というそこのあなた!
おすすめは、車の中です。
運転しているときって、向かい合っていません。目も合わないですし。
だから独り言みたいに投げられます。
「こないださー、こういう本読んだんだけど」
「理想の家庭ってどんな感じなんだろうね」
これくらいの温度でいいです。
ちゃんとした答えを求めていない聞き方なので、相手も構えません。
返事が薄くても気にしなくてOK。
そこで少しでも乗ってきたら、「今度ちゃんと話してみない?」に進めばいい。
車がなければ、散歩中でも、並んで皿を洗いながらでも大丈夫です。
向かい合わない場所、というのがポイントです。
「これってつまり、なんで結婚したのかってことよね」
働き方を夫婦で考えるとき、我が家はファミレスでノートを広げて、家族であれやってみたいね、これやりたいな、ということを書き出していきました。
雑多に書いていき、でもそこで手が止まりました。
…家族のミッションって、何を書けばいいんだろう?
そこで私がぽろっと言ったのが、この一言です。
「これってつまり、なんで結婚したのかってことよね。」
「私は、夫が楽しいこといっぱいしようと言ってくれたのが嬉しかった。」
という話をしました。
「なんで結婚したか」は、もう二人が同意していることなはず。
過去の話なので、衝突も不一致もありません(だよね?笑)。
だから、思い出すだけでいいんです。
なんで結婚したのかを。
そうして思い出しているうちに、二人が思い描いてきた結婚生活ってこんなんだったなー、というのが見えてきました。
理想としていた結婚生活がわかると、ファミリーキャリア、家族のMVVが決まりやすいです。
MVVが決まると、「じゃあ、いまの生活はそれに合ってる?」と立ち返る基準になるので、責め合いになりにくいです。
我が家がやった3ステップ
具体的には、この順番で進めました。
ステップ1|なんで結婚したのかを、二人で思い出す
「なんで一緒にいようと思ったのか」
「なんで結婚したのか」
思い出せるだけ、口に出します。
気恥ずかしい?
でも、ここがめっちゃ大事です!笑
メモメモメモ!
ステップ2|そこから見えてきた「大事にしたいこと」を書き出す
思い出した話の中から、二人が繰り返し言っていること、うなずいたことを拾ってまとめていきます。
ステップ3|それに照らして、いまの暮らしが合っているかを見る
書き出したものを見ながら、いまの生活がそれに沿っているかを確認します。
合っていないところが、変えるべきところです。
「これからどうする?」を話すのは、このあとです。
転職も引っ越しも、ステップ3で出てきた「合っていないところ」への対処として出てくるので、対立になりません。
書き出してみると、拍子抜けするくらい普通なことばかりだと思うかもしれません。
でも、MVVが決まると、基準ができます。
MVVが軸となります。
軸を決めるまで、私たちは気づいていませんでした。
世間一般で「良い」とされるキャリアや生活をなんとなくなぞっていただけだったのだと。
4年経って、今
ファミレスで夫婦で話し合ったあの日から、4年が経ちました。
LINEのトークにピン留めしたまま、いまもそこに置いてあります。
引っ越しや転職を重ね、1年前にようやく「夫婦そろって時短勤務」というところに落ち着きました。
確かに時間はかかりました。
でも、理想を叶えるためにはまずは言葉にしないと実現しないんです。
夫婦でキャリアを話し合うときのコツ
最後に、夫婦でキャリアを話し合いしてみるときの具体的なことを3つだけ。
外でやる
私たちはファミレスに行きました。
帰る時間が決まっている場所を選ぶと、その日のうちに終わります。
誘うときは車の中、決めるときはファミレス。
向かい合わないところで持ちかけて、向かい合うところで決める。
狙ったわけではないのですが、結果的にそうなっていました。
ノート1冊と3時間
必要なものはこれだけです。パソコンもアプリも要りません。手を動かして書き出すほうが、二人で同じものを見られます。
決まったら、目につくところに置く
我が家はLINEにピン留めしました。
冷蔵庫に貼るでも、よいのですが、とにかく目に止まるところに置くのが大事。
決めた日で終わらせないことです!
夫婦で働き方の話をしたいけれど、切り出し方がわからない。
そういう方は多いと思います。
そんなときは、「これからどうする?」ではなく、こう聞いてみてください。
「私たち、なんで結婚したんだっけ!」
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