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母のひと言と、私が“見守りながら寄り添う”片付けを選んだ理由

母と片付けを続ける中で、
ふとしたひと言が、心の奥に静かに残ることがあります。

そのひと言が、
母の中で少しずつ動き始めた変化のサインのように思えて、
私はその気持ちをそっと受け止めながら、
今日も片付けを続けています。

今回書いたのは、
そんな小さな変化と、
私が急がず寄り添いながら片付けを続けている理由についてです。

動画でお話しした内容を、
ここでは文章として、少し丁寧に言葉にしてみました。



母のひと言


母の変化を感じていた、ある日の午後。

その日は、いつもより少し静かな空気が流れていました。

母の中で、何かがゆっくり動き始めているような、
そんな気配を感じていた頃のことです。


私が飲み物を取りに台所へ向かっていたとき、
母がふと、思い出したように私の方を見て、

「ためこみ症っていう記事があったんだけど、
私に似ているかもしれない…」

と、静かに言ったんです。


私は「そうかもね」と軽く返しただけで、
そのときは深く踏み込むのは違うような気がしました。

でも、そのやり取りの余韻だけが、
心のどこかに静かに残っていました。


母の小さな変化


そんなことを感じていた頃、
母に少し変化がありました。

最近の母は、
雑誌の片付け特集をよく読むようになっていて、
その姿を見るたびに、
ほんの小さな芽が育っているように感じました。


この前も、
「無理しない片付け方」という記事を読んでいて、
収納の工夫や捨て方のコツが書いてあったようです。

母はそれを見ながら、
「目に入りやすい場所だけキレイにするといいみたいよ」
と、私に教えてくれました。


でも、うちの場合は、
どこを見ても“目に入りやすい場所”ばかりで…

「結局、全部だねぇ」

と言いながら、
ふたりで少し笑いました。


その笑いはどこか軽やかで、
以前よりも母の表情が柔らかく見えました。

こういう小さな会話が、
最近は自然に増えてきたように思います。

その変化が、私にはとても嬉しく感じられました。

母の心を理解する


ここから少し、
母のことと心のことを、
私なりの言葉でお話ししてみようと思います。


母には、家族のことでつらい思いを抱えていた時期がありました。

その中で、そばにある物が、
母にとって

“心の置き場所”

のような役割を
していたのかもしれません。


最近よく耳にする
「ためこみ症」という言葉も、
ただ片付けが苦手というだけではなく、
心の不安や孤独と結びついていることが多いと言われています。

私自身も、以前は自分の心がよく分からなくて、
心の勉強を始めたことがあります。

その過程で、
物を手放せないことやため込んでしまう理由が、
心の不安や孤独と深く結びついていることを知りました。


母もきっと、
強い孤独や不安を抱えながら、
自分の存在意義を探しつつ、
子どもたちを育ててきたのだと思います。

そう考えると、
物にしがみついてしまう気持ちも、
自然なことだったのだと理解できるようになりました。


そして、母にはもうひとつ、
年齢を重ねた方に多く見られる“現実的な理由”もあります。

たとえば、

・「もったいない」という気持ちが強いこと
・「いつか使うかもしれない」と思ってしまうこと
・物に思い出や感情が結びついていること
・年齢とともに、捨てる・残すの判断が難しくなること
・体力的に片付けが負担になること
・量が多いと、どこから手をつければいいか分からず、
 先送りしてしまうこと

こうした気持ちや状況が、
母の中にも確かにあるのだと思います。


心の不安や孤独だけではなく、
こうした“生活の現実”も重なって、
物を手放すことがますます難しくなっていたのだと、
今は理解できるようになりました。

そんな母の気持ちを知る中で、
私自身の心にも、少しずつ変化がありました。

私に生まれた気づき


昔の私は、
「早く片付けを進めなきゃ」
と焦る気持ちのほうが強くて、
母の心を置き去りにしたまま、進めようとしていたこともありました。

でも今は、できることとできないことのさかいめを、
少しずつ受け入れられるようになってきました。

母の人生には、母自身の歩幅があります。
その歩幅も、これからの進む方向も、
私が決めるものではありません。

母の人生そのものを背負うことはできません。


だからこそ、
母が自分の人生の歩幅で歩いていく姿を、
静かに見守っていこうと思っています。


母の中にあるいろいろな感情と、
母自身が折り合いをつけていくには、
きっと時間がかかります。

だから私は、
無理に変えようとはせず、
ただ少しずつ、一緒に進めることを選んでいます。


母には、母のペースで、
自分の道を歩いていってほしいと思っています。


私はその横で、
そっと寄り添いながら、
一緒にできるところを進めているだけです。


今日の片付けも、
そのための小さな一歩でした。

おわりに


今日の片付けは、
ほんの小さな一歩でした。

母が自分のペースで選び、
決めたことを尊重しながら、
私はそっと寄り添い、
一緒にできるところを進めていく。

これからも、
そんなふうに歩いていけたらと思っています。


❀⋆。˚ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ˚。⋆❀

🎬 関連動画です

音声と映像でゆっくりご覧になりたい方は、こちらをどうぞ🍀

【気づきの瞬間】母のひと言と、片付けを急がず寄り添い続ける理由|侵食タワー③


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あつこ | モノ屋敷実家での同居と片付けの暮らし 読んでくださって、ありがとうございます。 ここで過ごす時間が、どなたかの心の整理や、ほっとできるひとときにつながれば嬉しいです☺️ 応援のお気持ちは、あたたかく大切に受け取らせていただきます🍀