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SNSから離れることが大切な理由

私はSNSに本格的に関わり始めたのが遅い方です。長い間、私は「ユーザー」というより、ただの「消費者」でした。消費者はテレビをつけて番組を見たり、友人に少しメッセージを送ったりする程度で、深い関わりはありません。テレビは皿洗いの合間に流しておくような存在です。

しかし、5年前にキャリアチェンジをしてから状況が変わりました。私は「ユーザー」になったのです。 ユーザーは投稿し、チェックし、他人の投稿を読み、トレンドを追い、数字を見て、認知を得るために創作します。今では出版もしているので、収入や知名度、そして少しのスター性を求めて活動しています。ユーザーはSNSの“外側”ではなく、“内側”で生きています。

そしてSNSは、とても疲れるものだと気づきました。

最初は、疲れの原因は過剰な刺激だと思っていました。市場に連れて行かれた赤ちゃんが、光や音や人の動きに圧倒されて、最後には眠ってしまうような状態です。SNSは確かに刺激が多い。通知、スクロール、情報の洪水。

しかし、それだけでは説明できませんでした。私の疲れは感覚的なものではなく、心理的なものだったのです。

最近、ユヴァル・ノア・ハラリ教授のインタビューを見て、ようやく自分が感じていたことが言語化されました。

人間は適応します。脳は危険を察知し、安全なときに休み、必要なときにリセットするようにできています。しかしSNSはこのサイクルを乱します。特に「消費者」ではなく「ユーザー」にとって、SNSは常に警戒状態を要求する環境になっています。

  • 反応はどうだったか

  • 自分はどう見られているか

  • 何が流行しているか

  • 何か見逃していないか

これは過剰刺激ではありません。 これは過度の警戒(ハイパービジランス)です。 静かな、しかし途切れない「警報状態」です。

そして人間は、この状態を長時間維持するようにはできていません。


重要な区別:過剰刺激 vs. ハイパービジランス

  • 過剰刺激 赤ちゃんが市場で圧倒される状態。外からの刺激が多すぎて、体がシャットダウンする。

  • ハイパービジランス SNSユーザーが陥る状態。外の刺激ではなく、 自分の心がずっと見張っているために疲れ果てる。 その結果、体は別の形でリセットを強制する。 疲労、イライラ、感情の平坦化、燃え尽き。

赤ちゃんは「世界がうるさすぎる」から止まる。 SNSユーザーは「心がずっとオンになっている」から止まる。

この違いを理解したとき、自分の疲れ方がようやく腑に落ちました。突然の疲労、機嫌の悪さ、「もう無理だ」という日々。私は過剰刺激ではなく、ハイパービジランスに陥っていたのです。

そこで、SNSから少し離れることにしました。

創作は続けますが、いいねやコメントを1〜2日、最近では1週間ほど見ないようにしました。すると驚くことが起きました。家族と過ごす時間が増え、創造性が戻り、ものづくりに対して前向きになり、そして何より——自由な時間が増えたのです。

この理解は私を助けてくれました。 もしかしたら、あなたにも役立つかもしれません。

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