ふつうの旅行:門司港レトロ 親水広場deまちづくり 後日削除
お知らせ
お読みいただきありがとうございます。
ふつうの……系はいくつか削除しました。
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私は れもん。
今、門司港の箱庭……観光ガイドdeございます。


東京から福岡空港。
そして、博多駅。
北九州の小倉駅。
そして……関門海峡を左手に眺めながら…下関。
ここ?
門司港駅から箱庭に向かい…人の合間をすり抜け…
命がけで走って1分以内…でございます。
「親水広場」でございますの。
…箱庭の海を分ける境界と交差する…
ガス灯通りの場所に立ち…
「雁木(がんぎ)」を右側にしてたたずんだ。

跳ね橋と旧門司税関…
そして、満潮になろうかとする静かな海を背景とし、
れもんの舞台は完成した。
港の岸壁に設けられた、船からの荷下ろしや人が乗り降りするための階段状の構造物…「雁木(がんぎ)」を右手に抱いた。
今日は、
特別にガイドの応援でございますことよ。
ご依頼いただきましたら出張サービスも致しますの。
ネオニートのたかすちゃん。
女王様の瀬津さん。
そして、私…れもん でございます。
あ、瀬津さんは『せつ』ね。絶対に『せつ』。
新しい世界をこじ開ける観光ガイドを務めますわ。
ご機嫌うるわしゅう。
おほほほほほほほほほほ!最高。
れもん は、門司港レトロで一番海を近くに感じられる場所、
旧門司税関のすぐ隣にある「親水広場」の説明を始めた。
体の前にあった右手が、
外側に大きく…水平に動き出した。
足の立ち位置を右後ろにずらし……肩を動きに加え…
髪がなびき…光を浴び…天使の輪をまとった。
そして……箱庭…親水広場…石畳…樹木…ベンチ…が視界に入り180°回転した。
観光ガイドとは趣向の異なる大きな動作でエリアを指し示した。
映画のワンカットがスローモーション撮影されたシーンそのものだった。
まさに、天使の振り向きだった。
箱庭都市の巫女となり、お客様を魅了した。

「あ!」
れもんは口走った。
何かを見つけ、さらに90°回転を加えた。
「ああ…向こうのベンチでボーっとしているのが
ガイド2軍の、梶ちゃんと叔父です。……そして…瀬津さんです。」
必要のない説明を加えた。
二人は、いつもの感じだった。
叔父はラムネを飲んでいた。
梶はカメラの設定をしていた。
瀬津は…ただ…座っている。
「木陰の下でたたずむベンチ…あれくらい居心地がいいんです。」更に必要のない説明を加えた。
れもんは、自分で何を言っているのかわからなかった。
しかし、我を取り戻した。
「ここは、潮の満ち引きによって石畳の見え方が変わる、
ちょっと不思議で開放的な広場です。
満潮になりつつある今が最高潮のシーンを見せてくれるはずです。
満ちては引いていく波が、
時間ごとに足元の景色を塗り替えていくその様子は、
まさに『箱庭の海を分ける境界』そのものです。」
「カラン!コロン!」
叔父がラムネの瓶を置いた音だった。
叔父はれもんの方に向かった。
その歩き方はダンディーウォークへと変貌した。
オールバックの髪を撫で、
世界を書き換えていった。
れもんの横を通り過ぎる。
「ダンディー?」
すれ違いざまに、叔父は口を開いた。
そして…箱庭の海を分ける境界と交差する…
ガス灯通りの場所に立ち…
段差を越え…境界へと降り立った。
一歩…また、一歩…境界の隙間をまたぎ、中央へむかった。

「門司港レトロで一番海を近くに感じられる場所、
あの場所がまさにそれです。」
れもんはなぜか叔父のいる風景を語り始めた。
「もう少し、旧門司税関側!」
梶は叫んだが動かない。
叔父は、3歩進んだ。
瀬津は…ただ…座っている。
海面は9cmに迫っていた。
「さあ、皆さま。親水広場石畳へ向かいましょう。」
お客様一行は、歩き始めた。
一行はベンチに座った。
「境界の隙間の中間!」
梶は叫んだが動かない。
叔父は、30cm進んだ。
瀬津は…ただ…座っている。
海面は3cmまで近づいた。
一行の子供がフェンスまで駆け寄った。
「ポーズとって!」
一行の子供が叫んだ!
梶はカメラを構えた!
叔父は、その場所をステージへと変えた!
瀬津は…ただ…座っている。
叔父はそのまま、ポージングを続けた……
ダビデ像に素材ごと変質した。
それは、歴史を回想させた。
設置場所は、
「雨風をしのげる室内であるべき」と主張する物に対し、
「海に浸かる」場所を選んだのだ!
海面は臨界を迎えた。
たかすが近づいてきた。
……そして、子供に言った。
「おぬしたち、ラムネを飲むがよい。」
ポージングは続いている。
「ママ!押し売りの人!」
子供の親は、携帯端末を手にし番号を押し始めた。
そして、周りの一行にも伝搬し…携帯端末を探し始めた。
れもんが走ってきた。
「お客さま!こちらが たかす でございます。」
緊張が解けた。
「うむ。我は、神々を統べるものの一柱であり・・・」
一行はれもんの影に隠れた。
「………………………。」
梶はカメラをのぞき込み、画像を確認している。
瀬津は…ただ…座っている。
叔父はつぶやいた。
「くるぶしまで涼しい……。」
王者式!ファイナルカット!
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ありがとうございます。
この気持ちを基に・・・
夢を創ろうか。うん、現実に造ろう。