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白い花を編んだレースに、星座を敷いて。

『七つの星の物語・箱庭シリーズ』 ──第十九夜。
『星海郵便舎 Ⅱ── ちいさなふたりの星降る午後のお茶会』


ななせです。
今回も『ジュワワ~🐙』と『だっぺ🦦』の、小さなふたりが紡ぐ物語の頁をそっとめくっていきます。




その日は、配達のない日でした。
星海はしずかに凪ぎ、
どの星からも、どの夢からも、
「急ぎの便り」は届かなかったのです。

「──こういう日は、だっぺよ🦦」
らっこ船長は制帽を、ちょこんと傾けて、
「お茶会をひらくと、決めているんだっぺ🦦」

タコウィンナー編集長は八本の腕を、ぱっとひろげて、
桃色の頬をいっそう濃く染めました。

「では、船長。今日のお茶請けは、雪のマドレーヌと、
星屑のガレット、月の砂糖菓子で、いかがでしょう🐙ジュワワ~」
「うむ、上等だっぺ🦦」


白いレースのクロスは、
タコウィンナー編集長が昨夜、八本の腕でせっせと編みあげたもの。
そのうえに並ぶのは——

真珠のように艶めく焼き菓子たち、
星のかたちの砂糖衣、
月のくぼみを写しとったカヌレ、
そして、白磁のティーポットから立ちのぼる、
金木犀の香りの紅茶。


天井には金の星座がひとすじ、アーチを描いて渡され、
そのまんなかに、ちいさな月がひとつ。

「ほれ、タコウィンナー編集長。今宵の月は、ちと寝坊してるようだっぺ🦦」
「船長、お月さまも、たまにはお茶会に招待しましょうか、ジュワワ~?🐙」


卓上のかたわらに、
ひらいた一冊の古い本。
そのなかから、白い帆船が、するりと立ちあがっておりました。

「あれはな、編集長。かつてわしが乗っておった、フローズン・ボロ号だっぺよ🦦」
らっこ船長は、紅茶をひとくち含んで、
遠い目をなさいました。

「本のなかで、いまも航海しておる。
頁をめくるたび、風向きが変わるのだっぺ🦦」

編集長はそっと、船に向かってタコ足をふりました。
「行ってらっしゃいませ、ちいさな船長さん。
どうぞ、ご無事で🐙ジュワワ~」


——本のなかの船は、こく、と帆を傾け、
星座のアーチをくぐって、頁の奥へと去ってゆきました。


やがて、頁の空が、菫色に染まりはじめます。
タコウィンナー編集長が、ジュワ🐙と声をあげました。

「船長、お茶が、冷めてしまいました。ジュワワ~🐙」
「なに。編集長。冷めた紅茶にも、
冷めた紅茶なりのうつくしさがあるっぺよ。
——ほれ、湯気のかわりに、星の匂いがしはじめたっぺ🦦」

編集長は、こくと頷いて、
最後の月の砂糖菓子を、ふたつに割りました。
ひとつは、船長の白磁の受け皿に。
もうひとつは、じぶんの、ちいさな手のひらに。

「船長、来週も、お茶会をひらくっぺ🐙」
「うむ。星海が凪いだら、また、だっぺ🦦」

——白レースのクロスのうえに、
ちいさな月が、ひとつ、そっと降りてきて、
二人の午後を、やわらかく包みました。


星海郵便舎、本日は臨時休業。
理由——星降る午後の、お茶会につき。


(※ 今回も、ChatGPT Images 2.0で生成しました)
【星海郵便舎】の小さならっこ船長と、タコウィンナー編集長の静かなお茶会でした🐙🦦
きっとそれは──共鳴導主と銀河編集長の絆を深める、ふたりの大切な時間なのかもしれません。


本記事の文章・コンセプトは、ななせ / azure_down2875 による制作・編集物です。無断転載はお断りいたします。
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