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ほんとうのことを、はっきり言うたるわ。健康産業は必要あれへん【バイクのための身体改造・改訂版1】

亀岡に引っ越してから、急激に身体の歪みが落ちてきた。
とは言っても、まだ歪みは残っていて格闘中ではある。
しかし、

これは抜本的に改善するのではないか

という手ごたえがある。
これから自分の身体でそのレポートをやってゆこうかと思う。

そもそものボクは、
「50の原付で立ちゴケ」する超絶ドヘタクソライダーだったので、
それを八年ぐらいかかって筋トレでどうにかしてきた。

バイクがドヘタクソ、とはどういうことなのか、それを最初にざっくりと一言で言えば、

筋力不足・運動不足すぎて身体が動いていない
身体の状態がまともではなく、全身が歪んで傾いている

ボクはこの図のような身体だったわけだが、いつでも自然に身体が歪んで傾いている、そんなんでバイクがまともに走るわけはない。

もう少し丁寧に言えば、加齢のせいか運動不足で錆びついているか、それはともかくとして、イメージ通りに身体が動いていなかった
身体をまっすぐにしてバイクを直進させる、と思っていても、体が歪んでいてバイクが左に倒れている……フル加速をやれば、大型バイクならバイクが暴れて蛇行し、フルブレーキングなら派手にテールスライドを引き起こしてしまう。
自分の思い通りに走ってくれないバイク—―一本橋ではすぐに橋から転げ落ち、スラロームは思うように曲がれない。
いつもいつも恐々とギクシャクギクシャクとバイクに乗るしかなかった。

しかし、その改善法は至極簡単、

要するに軽い筋トレ

これでほとんどどうにかなる。
ドラえもんの「のび太君」みたいな奴が、ハーレーを乗り回すようになるぐらいでいいなら、まァ2年もあればよゆーではないだろうか。

ところがボクは、ドゥカティにまともに乗れるようになるのに3年以上もかかってしまった。

恨み半分に書いておくが
「バイク操縦をどうすれば改善できるか」
「身体改造と身体矯正の実際」
これをまともに説明してくれる人は

誰もいなかった
ひとりもいなかったのである!

3年以上もかかってしまったのは、プロのトレーナーと称するジムのイントラ、それから骨盤矯正を謡う整体師、ここらの人たちが

まったく効果がない
とにかく何も教えてくれない


しかも、ちゃんと身体改造を解説している書籍すら皆無、すべてを試行錯誤でやるしかなく、そして、そのほうが確実で早かった。
お断りしておきますケド、ボクはトレーニングも医学もド素人、そのド素人が自分の考えでやるほうが、効果は高かったのである。
ド素人の我流であるから、おかげさんで失敗だらけの勘違いの連続、ボクはバイクに乗れる身体を作るのに3年もかかってしまったのである。

ボクの結論は、

健康産業は我々の不健康を願っている
彼らの語る健康情報の大半は、ほぼ欺瞞情報

たぶん、これ以上説明すると、物凄い抗議と苦情がここに殺到するかと思う次第なのだが、彼らの「悪行」を暴露する代わりに、ボクからはドゥルーズの『スピノザ—―実践の哲学』に記された、ある真理の言葉を紹介しておこうかと思う。

現代人必読の一冊

スピノザはその全著作をつうじて、たえず三種類の人物を告発しつづけている。悲しみの受動的感情にとらわれた人間、この悲しみの受動的感情を利用し、それを自己の権力基盤として必要としている人間、そして最後に、人間の条件や煩悩としての受動的感情一般を悲しむ人間(憤慨したり嘲笑したりするかもしれないが、その嘲笑自体にも毒が含まれている)である。
奴隷と暴君と聖職者と・・・・・・まさに三位一体となった道徳の精神。エピクロス、ルクレチウス以来、これほど見事に隷属社と圧制社の間の深い暗黙の絆を示した者はいなかった。

『スピノザ—―実践の哲学』より

何やら小難しいが、嚙み砕いて説明すれば、「悲しみの受動的感情」こそが「権力と支配」の源泉なのであり、金銭や権力を欲する人間は、

「積極的に」
人間の苦しみと悲しみを必要としている

ジムのトレーナーも整体師も、不健康と身体の歪みで苦しむ奴が多いほうが商売は儲かる。
肥満に苦戦するおデブがあっさりダイエットに成功し、美少女になってイチコロで彼氏ができてしまえばジムも整体も無用である。
つまり、それでは彼らは儲からない。

ストレスの多い奴がカネを払う

だから

トレーナーと整体師は、実はクライアントが挫折することを常に願っており、いつまでもクライアントが苦しみ続けるようにしか仕事をしない—―。
彼らには、真面目に人間の苦痛の棘を抜くつもりなんてない。
棘を抜くふりをして、より深く刺さってしまうように仕向けるのみ……。
このように書いたら、ボクは世間の袋叩きだろうか。

しかし、ボクは「彼らの悪行」の具体例をいくらも列挙することができる。
簡単な話をすれば、トレーニングで効果を挙げようとすれば、正確なフォームで強化する必要がある。
ご自身の身体でお試しになるといいのだが、身体というものは精密機械並みで、重心を5ミリほど動かすだけで筋肉の使い方はまるで変わる。
つまり、かなり厳密にフォーム管理をやらないとトレーニングで狙い通りの効果を挙げることは難しい。
だが、ジムのトレーナーさんは有料のレッスンですら、そのフォーム矯正はかなり雑で、フォーム管理の重要性もほとんど説明しない。

とあるジムでフォームについて質問をしたところ、
「それは有料レッスンでないと教えられません」
というので、カネを払って教えてもらうことにしたのだが、ところがカネを払ったに関わらず、いくら質問をしてもトレーナーは、
神経質でやかましい奴
というような失笑をするばかりで、
「さぁ……これでいいと思いますよ?」
結局、カネを払っても何も教えてはくれなかった。

もう一点余談をしておくと、たまにほんとうのことを教えてくれるイントラさんもいる。
しかし、それはだいたい大学の運動部のアルバイトのイントラさんで
「これ以上教えると、会社に叱られるんですけどね……」
と言いながらこっそり教えてくれて、大学を卒業したら彼はいなくなる。

整体師もそうである。
身体の歪み、骨盤の歪みを矯正するとはどういうことか?
骨格はマッサージをしたって変形したりはしない。
つまり、彼らのやっていることは、骨格の位置を適正な場所に戻す……ぶっちゃけそれだけの話なのだが、それで骨盤の歪みが戻るのか、というと

きっぱりノーである


骨格を支えているものは筋肉で、
筋肉が骨盤を適正な位置に固定できないから
骨盤が歪んでいるのである。
骨盤をまっすぐに支えられる筋力を回復しなければ骨盤矯正などムリ。
しかし、彼らはマッサージしかせず、どうかすると

身体に歪みのある人は、筋トレはしないでください
骨盤の歪みは筋トレでは治せません
整体でないと治せません
歪んだ身体で筋トレをすると、筋肉が歪に発達してしまい、
どんどん歪みが大きくなります
筋トレは逆効果なんです

まるで反対のことを教えている。
たぶん、この整体師のところに通うと、何十万円もする骨盤矯正コースを何度やってもまた元に戻る、みたいな感じにしかならないかと思う。

実を言うと、骨盤矯正を謡う整体屋に知り合いがいて、彼女とはよく筋トレと骨盤矯正の話をやっていたのだが、だいたいボクとは同意見だった。
ボクが冗談半分で、

キミの営業成績のために、施術をお願いしようか?
筋トレと整体を併用すると効果は高そうだし

というと気まずい感じの半笑いで無言。
しまいに彼女は、そこの会社を辞めて独立したらしかった。

身体矯正を真剣にやるボクの感想は、

健康産業は、実際我々の不健康と不幸を願っている
いや、彼らがやっていることは、
むしろ積極的な健康破壊

不思議に思ったことはないだろうか。
こんなに健康だの精神衛生だのに多くの関心が寄せられ、
巷にはやまほど健康商売があるというのに、

どうしてみんな、
こんなに不幸なので?


結論だけをバッサリ書いてしまうと、健康産業は必要ない。
自分でやったほうが早い。
骨盤矯正も身体矯正も、だいたい独力でやれる。
そして、「身体の歪み矯正」で鬱や自己不全感も、きれいさっぱり治る。
治る、というか、身体の歪みが減るとどんどん毎日が楽しくなる。

君、嘆きたもうことなかれ。
適切に、軽い筋トレを家でやるだけで、だいたいの問題は解決する。

その話を、これからここであれこれ書き連ねてゆこうかと思う。



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