雨が降る前に巣に帰るチキンレース『ビフォア・ザ・レイン』
こんにちは、ブルーフィンチゲームズの佐藤です!
今回ご紹介するのは『ビフォア・ザ・レイン(Before The Rain)』です。

イギリス発の、花のイラストが美しいカードゲームです。雨が降り出す前に、どれだけたくさんの花粉を巣(ハイブ)に持ち帰れるか。
ルールはシンプルなのに、毎ターン「まだいける?」「いや、ここで帰る!」のチキンレース感を楽しめるゲームです!
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:15~30分
対象年齢:8歳以上
どんなゲーム?
プレイヤーはみんな働き者のミツバチになります。お仕事はただひとつ、花から花粉を集めて、雨が来る前に自分の巣(ハイブ)へ持ち帰ること!
ポイントは、花粉をその場で集めただけでは得点にならないところ。ちゃんと巣まで持ち帰ってはじめて点になります。しかも、みんなで中央に出し合った花粉を誰かに先に巣へ持ち帰られてしまうことがあります。
また、『ビフォア・ザ・レイン』というタイトルの通り、雨が降ってくる前に巣に帰らないといけません。雨ならまだしも、時には嵐が来ることも!
「もう少し粘ればもっと点が増える」という欲と、「でも雨が来たらゼロになる」という不安。このせめぎ合いが、チキンレースの醍醐味です。引き際を見極めて、いちばん上手に花粉を持ち帰った人が勝者になります。
ゲームの内容物

まずはメインのフラワーカード。
1~5の数字が各3枚ずつ入った5色(75枚)と、黒いワイルドカードが5枚の全部で80枚。ちなみにワイルドはすべて3です。

ウェザーカードとハイブカード。
ウェザーカードは晴れ12枚、雨5枚、嵐5枚。
ハイブカードは6枚です。

得点を書き込むスコアシート。
オモテとウラで2パターンあります。

ゲームの準備

ハイブカードを各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
残ったハイブカードは使わないので箱に戻します。
フラワーカード80枚をシャッフルし、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。
ハイブカードとウラ面が一緒なので、合わせて5枚が手札です。
嵐以外のウェザーカードをシャッフルし、山札として中央に置いておきます。嵐カードはオモテにして山札の近くに置きます。
各プレイヤーにスコアカードを配ったらゲーム開始!
ゲームの流れ
ゲームは全3ラウンド。
手番という概念はなく、全員いっせいに同時進行で進みます。
各プレイヤーは手札から1枚を選んで、自分の前にウラ向きで出し、せーので一斉にオモテにします。

ここで出したカードがフラワーカードなら、中央のストック(花粉置き場)に置かれます。
ハイブカードであれば、ストックから花粉を持ち帰るって寸法です。

まずはハイブカードの判定。
ハイブカードを出したプレイヤーがいたら、中央にたまっているストック自分の巣へ持ち帰ります。2人以上が同時にハイブカードを出していた場合は、ストックをシャッフルして枚数で均等割り(余りは山札の一番下)。
ただし、ハイブを出した人はそのラウンドから離脱。以降はカードを出せません。つまり、早く帰れば確実に点を確保できる代わりに、まだ伸ばせたかもしれない点を諦めることにもなる。これぞチキンレース。

しかも、誰かがハイブを出すたびに、嵐カードがウェザーカード山札に追加されていきます。ウェザーカードはこの後ご説明しますが、良いことではないのはお察しのとおり。
ハイブの処理が済んだら、そのターンに出したフラワーカードをストックにまとめて置きます。
ハイブ→フラワーの処理順なので、そのターンに出されたフラワーは持って帰れないんですね。
ハイブに帰らずに残業する人は手札を1枚補充しお天気チェックへ。

皆さんお待ちかねのドキドキお天気チェックです。山札のウェザーカードを1枚めくって判定します。
出たカードが晴れならそのまま続行。しかもそれまでに溜まっていた雨や嵐がリセットされます。
ただし、公開した晴れカードは捨て札にし、場に残っていた雨や嵐カードは山札に戻してシャッフル。このターンは凌げましたが山札の悪天候確率は徐々に上がっていきます。

雨や嵐が出たら、カードをオモテで公開したまま置いておきます。晴れが出ずリセットされないまま雨が3枚分公開されると、その瞬間にラウンドが強制終了。頑張って残業していたミツバチたちはハイブに帰れず取り残されてしまうのでした。ちなみに嵐は雨2枚分として扱います。雨がまだ1枚と油断していたら思わぬ嵐にあっちゃうかも。はよ帰ろ。
得点計算とゲームの終了
全員がハイブに帰る、または雨が3枚分公開されたらラウンドが終了。

無事に花粉を持ち帰れたら、獲得したフラワーカードを色ごとに分けて、数字を合計してスコアシートに記入します。黒のワイルドカードは好きな色に足しちゃってください。
雨で帰れなかった人?もちろん0点です。
まだ1,2ラウンド目なら次のラウンドへ。
ハイブカードとフラワーカード5枚の初期手札を配りなおします。
嵐カードも全部抜いて初期状態へ。

3ラウンドが終了したら、最終得点計算です。
「色ごとに、3ラウンドの中で一番高かった得点」だけが参照されます。各色のベスト記録を持ち寄った合計が最終得点ですね。
バリエーションルールと2人用ルール
バリエーションルールとして、「フィル・ザ・ハイブ」というモードも搭載されております。
前述したスコアシートのウラ面を使用し、得点方法が変わります。
このモードでは、3ラウンドを通して各色1度しかスコアシートに記入することかできません。つまり、1ラウンド目で獲得した「青の10点」を今反映させてしまうか、2ラウンド目以降でもっと伸ばせると踏んで記入せずに捨ててしまうかを選ばないといけません。もちろん、次のラウンドで無事に帰れるかは分かりません……。ちなみに、右下の色なしマスは1度記入した得点を移行して得点にするエクストラマス。
あとは、重ねてストックに置かれていたカードが色ごとに分けて置かれるようになります。

2人用では、仮想の3人目「オートマ・ビー」がゲームに参加します。
20枚のフラワーカードと1枚のハイブカードを混ぜた「オートマ・ビー・デッキ」が自動的に公開されていきます。
思わぬところでオートマ・ビーに花粉を搔っ攫われる可能性も……!
まとめ
『ビフォア・ザ・レイン』は、シンプルでとっつきやすいルールながらチキンレースの面白さ、悩ましさが詰まった作品です。出したカードを一斉に公開する瞬間も盛り上がり、雨が降るかどうかのめくりで阿鼻叫喚が聞こえます。ワイワイと盛り上がること間違いなしの名作ですので、是非とも記事を読んだ皆様に遊んでいただきたいです!
雨が来る前に、あなたも花粉集めに出かけてみませんか?

ゲーム情報
人数:2~6人
プレイ時間:15~30分
対象年齢:8歳以上
クレジット
ゲームデザイン:Evan Wilcock
イラスト:Hannah Bailey
グラフィック&開発:Mike Peacock
メーカー:Molinarius Games
ブルーフィンチゲームズ公式ショップで購入できますので、ぜひ遊んでみてください!
