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手芸のリハビリで、刺し子のコースターを作ってみた

子どもの頃から手芸が好きだった。
小1で針を持ち、小2でミシンを踏み、小3で編み物のかぎ針を持ち、小5で編み物の棒針を持った。
きっかけは、どう考えても母である。
母は洋裁が好きで、子どもの頃の洋服はほとんど母の手作りのものを着ていたし、大好きなぬいぐるみたちも母のお手製。家の中には布や糸、ボタンが大量にあった。
今でも母はセミプロのような感じで、古布を使ったパッチワーク作品をお店に置いてもらったり、月に何度か近所のオバチャンたちを集めて手芸教室のようなことをやったりしている。

私が小学生の頃はフェルトを使った手芸が流行っていた。ご存じの方には余計な説明だとは思うが、フェルトは羊毛などを固めた少し厚みがある布で、普通の糸で織った生地のように端がほつれることがないので、手芸初心者には便利な材料だ。周りを縫い合わせて綿を詰めるだけで簡単にマスコットができる。
1970年代、「おおたかてるみ」さんという手芸作家さんのフェルトのマスコットがめちゃくちゃ流行り、私も母に頼んで本を買ってもらい、フェルトのマスコット作りにせっせと励んだ。友達に本から好きなものを選んでもらい、それを作ってあげるのも楽しみだった。(あげたがり)

ネット上にたくさんあった!
てるみさんのマスコットは今見てもかわいい。
女の子の人形よりも、こういうお店や雑貨、
野菜などを作るのが好きだった。


ミシンで作っていたのは自分の服ではなく、モンチッチの服だ。いらない布を母にもらい、四角く切って首を丸く空け、両脇を縫い合わせただけのような簡単なものだが、当時はモンチッチの服作りに夢中になった。
でも、一番好きだったのは編み物だと思う。私の母は編み物はあまり好まなかったのだが、私はあの単純作業が好きで仕方がなかった。編み目模様がややこしければややこしいほど燃えた。
「あんまり根を詰めないでね」
母親が小学生に言うセリフではないが、子どもの頃は本当によくこの言葉を母にかけられたものだ。
中学・高校では音楽を聴きながら編み物をする時間が至福の時だった。結局のところ、私は「ものづくり」が好きなんだと思う。

社会人になってからはほとんど手芸をすることはなくなったが、病気になった時に久しぶりに刺繍を始めた。編み物もしたかったが、昔と違って、安くてかわいいニットがあふれているので、自分で毛糸を買って編むほうが不経済に感じ、刺繍の方に惹かれた。
ただ、昨年くらいから世の中の若者が編み物にハマっていると知り、びっくりしている。もう二度と編み物が流行ることなんてないと思っていたのに、令和になって流行るなんて。世の中ってわからないものだなぁと思う。

そして、最近また家に閉じこもっていることが増えたので、どうせ動けないならまた刺繍でもしてみようかなと思い始めた。
刺繍にもいろいろあるが、私が好きなのは「こぎん刺し」だ。和風のクロスステッチみたいなイメージで、マス目のある布を使って、マス目を糸で埋めていくことで模様を作る。

以前作った、こぎん刺しコースター
糸で埋める部分が多いので、
小さなものでも時間がかかる。


似たような和風刺繍に「刺し子」があるが、これは図案を布に下書きして、その上を刺していく。
好きな順で言えば、こぎん刺し→クロスステッチ→普通の刺繍→刺し子かな。私をよく知っている人なら納得してくれると思うが、私はとにかく絵が下手だ。幼稚園の頃から画力が変わっていないので、本気で「幼稚園児の描いた絵」を表現できる。
つまり、普通の刺繍や刺し子は下絵が必要になるので、それが面倒くさいのだ。もちろん下絵は本から写すので画力は必要ないのだが、それでもなんとなく「下絵を布に写す」という作業が億劫に感じてしまうのだ。
それに比べて、こぎん刺しやクロスステッチは下絵が不要だ。見本の図面を見ながら刺していけばいいのだから。こういう点は編み物と同じだ。

だから本当はこぎん刺しをやりたかったが、小さなものでも結構時間がかかる。そこで、途中でイヤになって放り出さないように、すぐにできる「刺し子」のキットを購入した。あまりに久しぶりなので、リハビリ(?)にもなるかなと思った。キットなので、布に下絵が入っているのもいい。

やってみると、思った通り初級レベルで、簡単にコースター2種類が完成。コースターなので仕上げもミシンを使わず手縫いでできるのもよかった。
ちょうどいい「手芸のリハビリ」になった。

これが「刺し子」
下絵に沿って刺していく。
コースターできた♪

たぶん家の中を探したら、他にも作りかけのキットやこぎん刺しの布などが出てくると思うので、これから時々、何か作っていこうかなと思っている。
やっぱり久しぶりにこういうことをやると楽しい。子どもの頃から身に染みついているんだなと思う。

ただ、こんな手芸ができるのは、残念ながらかなり体調が良い時だけだ。
座って同じ体勢を保つことも難しい日がある。
noteももっと書きたいと、いつもいつも書いているけど、なかなか実現できない。
だけど、少しでもできることをやって、まだ楽しみたい。そんな欲張りでいたいのだ。

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