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ほっとする時間は、案外すぐそばにある。

朝、窓を開けたときの空気が、少し変わってきました。

まだ日中は暑いけれど、朝の風にはどこか秋の気配があります。

季節はちゃんと次へ向かっているんだな。

そんなことを感じながら、温かい緑茶をいただく。

最近の私にとって、それがいちばん「ほっとする時間」かもしれません。


朝の一杯が、いちばんおいしい季節

私は朝に緑茶を飲むのが好きです。

一年を通して飲んでいますが、少し涼しくなり始めるこの時期の朝茶は、特においしく感じます。

湯気の立つ湯のみを両手で持って、ゆっくりひと口。

何か特別なことをしているわけではありません。

それでも、その数分だけは急がなくていいような気がします。

これから始まる一日のことを考える前に、ただお茶を飲む。

「ああ、おいしい」

それだけで、少し肩の力が抜けます。

先日、メンバーシップの9月の「言葉の時間」に、

「最近、ほっとした時間はありましたか?」

という問いを置きました。

みなさんに問いかけておきながら、そういえば私は何だろう、と考えてみたのです。

そして浮かんだのが、いつもの朝の緑茶でした。


「朝茶はその日の難逃れ」

朝のお茶について少し調べていたら、

「朝茶はその日の難逃れ」

という昔からの言葉があることを知りました。

朝にお茶を飲めば、その日の災難を逃れられる。

そんな意味が込められた言い伝えなのだそうです。

昔の人にとっても、朝のお茶は大切なものだったのですね。

もちろん、お茶を飲めば何も悪いことが起こらない、ということではありません。

それでも私は、この言葉がなんだか好きです。

朝、温かいお茶を一杯いただいてから一日を始める。

それは小さなお守りをひとつ、そっとポケットに入れて出かけるような感じがします。

「今日も一日、無事に過ごせますように」

そんな願いが、いつもの一杯に込められているようです。


ほっとする時間は、小さくていい

「最近、ほっとした時間はありましたか?」

そう聞かれると、何か素敵な出来事を探してしまうかもしれません。

旅行へ行ったこと。

きれいな景色を見たこと。

誰かと楽しい時間を過ごしたこと。

もちろん、それも素敵な「ほっとする時間」です。

でも、もっと小さなものでもいいのだと思います。

朝のお茶がおいしかった。

帰り道の風が気持ちよかった。

お風呂に入って「ふぅ」と息がこぼれた。

布団に入った瞬間、力が抜けた。

庭の花がひとつ咲いていた。

そんな時間は、意識しなければ、そのまま通り過ぎてしまいます。

でも「あ、今ちょっとほっとした」と気づくだけで、その瞬間が少しだけ心に残ります。

大きなしあわせを探さなくても、私たちの毎日には、案外たくさんの小さな休憩場所があるのかもしれません。


秋の朝に

これから少しずつ、朝晩の空気が冷たくなっていきます。

空の色も、庭の草花も、聞こえてくる虫の声も、少しずつ変わっていくのでしょう。

そんな季節の変化を感じながら飲む朝の緑茶。

今年の秋も、私はこの時間を楽しみたいと思います。

忙しい日は、ほんの数分かもしれません。

それでも湯気の向こうで、

「今日も無事に過ごせますように」

と心の中で思えたら、それで十分。

ほっとする時間は、どこか遠くへ探しに行かなくてもいいのかもしれませんね。

いつもの暮らしの中にある小さな時間に気づくこと。

今朝の私にとっては、それが一杯の緑茶でした。

あなたの今日にも、ひとつくらい「ほっ」とできる時間がありますように。


🍵 あわせて読みたい

以前にも、私の朝に欠かせない緑茶について書いたことがあります。

こちらでは、なぜ朝の緑茶を飲むと気持ちが整うように感じるのか、私の日々の習慣とともに綴っています。

今回の記事を読んで、朝の一杯に少し興味を持ってくださった方がいたら、こちらもあわせて読んでいただけたらうれしいです。

Yufu 

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