【時空跳躍】パチンと弾けるミステリー!船長室で起きる怪奇現象
こんばんは、船長のrinrinです。
皆様、今日も一日の過酷な航海、本当にお疲れ様です。
我々海賊たるもの、荒れ狂う波を乗りこなし、時に敵船に斬り込むためには、常に己の肉体を万全に整えておかねばなりません。
剣を握る手、ロープを引く手。その指先が少しでも狂えば、命取りになる世界です。ゆえに、爪の手入れもまた、立派な航海術の一つと言えるでしょう。
しかし、この平穏に行われるはずの「爪切り」という儀式には、どんなに熟練した海賊たちであっても解明できない、恐ろしい怪奇現象が潜んでいるのです。
本日は、私の船長室で度々発生する「予測不能な弾道計算と時空跳躍」についてお話しさせてください。
小気味よい音響と、完全なる視界からの消失

夜の海風が静かに窓を叩く頃、私はデスクに古びた新聞紙を広げ、爪切りを手に取ります。
「パチン!」という小気味よい金属音とともに、指先から切り離された小さな三日月。本来であれば、重力に従って真っ直ぐ新聞紙の上に落ちるはずです。
しかし、次の瞬間、その三日月は私の視界から完全に消失してしまいます。
手元にも、新聞紙の上にも、膝の上にもありません。確かに切ったはずなのに、まるで最初から存在しなかったかのように、虚空へと溶け込んでしまうのです。
あの「パチン!」という音は、爪が切れた音ではなく、異次元への扉が開いた音なのではないかと錯覚するほど、見事なまでの消失劇でございます。
物理法則を無視した、予測不能な大砲の弾道

海賊船の砲撃手であれば、風向き、火薬の量、大砲の角度から、砲弾の着弾点を正確に計算することができます。しかし、この小さな爪の破片が描く弾道は、あらゆる物理法則を無視しております。
「絶対にこっちに飛んだはずだ」という確信を持って右側を探しても、影も形もありません。カンテラの灯りを頼りに、床を這いつくばって船長室の隅々まで目を凝らしても、決して見つかることはないのです。
海賊船長としての威厳などかなぐり捨てて、デスクの下を四つん這いでウロウロと探索する姿は、やはり誰にも見せられない失態でございます。
弾き飛ばされた爪は、壁に跳ね返り、見えない気流に乗り、あるいは何かの魔術によって、全く予測のつかない軌道を描いているとしか思えません。
幾多の海戦を生き抜いてきた私でさえ、大砲の弾は避けられても、この小さな破片の行方を先読みすることは不可能なのです。
時空跳躍を経て、あり得ない場所での再会

そして、この怪奇現象が真の恐怖を見せるのは、爪切りを終えて数日後のことでございます。
「なぜ、こんなところに……?」
それは、部屋の最も奥まった四隅であったり、大切に保管している宝箱の裏であったり、ひどい時には、毎晩くるまっている分厚い布団の中であったりします。
あの夜、確実にデスクの前で切ったはずの爪が、何十歩も離れた場所、あるいは幾重にも布が重なった密室状態の布団の中に潜り込んでいるのです。
特に深夜の布団の中で、素足に「チクッ」とあの独特の鋭い感触が走った時の絶望感と驚きは、言葉では言い表せません。
それはもう、単なる弾道計算の狂いなどではありません。あの「パチン!」という瞬間に時空を跳躍(タイムリープ)し、私の生活圏内のあらゆる場所にワープしているとしか説明がつかないのです。
忘れた頃に不意打ちで現れる、かつての己の体の一部。その度に私は、自然界の不可思議さと、造物主の気まぐれに圧倒されるのでございます。
皆様も、夜の静寂の中で爪を切る際は、その小さな三日月が一体どこへ時空跳躍したのか、くれぐれもご注意くださいませ。
それでは、明日も皆様にとっていい航海でありますように。....乾杯!🥃✨
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