人は、今日までの自分を労った時、また明日を信じられるようになる
〜頑張ることより、自分に「よくやってきたね」と言える日があっていい〜
(人の在り方シリーズ)
私たちは、いつの間にか、
「まだ足りない」
「もっと頑張らないと」
「こんなことで疲れていてはいけない」
そんな言葉を、
自分自身に向けることがあります。
特に40代、50代になると、
仕事のこと。
家族のこと。
親のこと。
子どものこと。
これからの人生のこと。
気づけば、
たくさんのものを抱えながら
毎日を生きています。
若い頃のように、
勢いだけでは進めない。
体力も少しずつ変わってくる。
それでも、
「自分がやらなければ。」
そう思って、
今日まで歩いてきた人も
多いのではないでしょうか。
でも私は最近、
頑張ることと同じくらい、
自分を労うことも大切なのではないか。
そんなことを思うようになりました。
今日まで、
何もなかった人なんていません。
思い通りにならなかったこと。
誰にも言えなかった悔しさ。
どうして自分ばかり、
と思った夜。
それでも朝になれば起きて、
仕事へ向かい、
家族と向き合い、
何とか一日を終えてきた。
それだけでも、
本当はすごいことなのだと思います。
私たちは、
できなかったことには目を向けるのに、
できてきたことには、
なかなか目を向けません。
でも、
今日ここにいるということは、
今日まで何度も、
自分なりに踏ん張ってきたということです。
だから、たまには、
「もっと頑張れ。」
ではなく、
「今日まで、よくやってきたね。」
そう自分に言ってあげても
いいのではないでしょうか。
美味しいものを食べてもいい。
少しゆっくり眠ってもいい。
好きな人と笑ってもいい。
何もしない時間があってもいい。
それは、
怠けているのではありません。
また明日を歩くために、
心を元の場所へ
戻してあげる時間なのだと思います。
私も時々、
自分一人でここまで来たような気持ちに
なってしまうことがあります。
でも振り返れば、
そばで支えてくれた人がいて、
話を聞いてくれた人がいて、
何も言わず見守ってくれた人がいる。
そして何より、
ここまで歩いてきた
自分自身がいる。
だから今日は、
自分だけではなく、
一緒に歩いてくれている大切な人にも、
「ありがとう。」
「お疲れさま。」
そんな言葉を
伝えてみようと思います。
人生は、
前へ進むことだけが
大切なのではありません。
時には立ち止まり、
ここまで歩いてきた道を振り返って、
自分自身の肩を
そっと抱いてあげる。
そうすると不思議と、
「また明日も、
もう少し歩いてみようかな。」
そんな気持ちが
少しずつ戻ってくることがあります。
未来を信じる力は、
大きな決意から生まれるだけではありません。
今日までの自分を認め、
今日までの自分を労い、
今日までの自分に
「ありがとう」と言えた時、
また小さな光が
心の中に灯るのだと思います。
もし今日、
少し疲れているなら、
無理に元気にならなくても大丈夫です。
ただ一つだけ、
自分にこう言ってあげてください。
「今日まで、本当によくやってきたね。」
そして、
少し休んで、
少し笑って、
少し心を緩める。
それだけでもいい。
今日までの自分を労うことができた時、
人はきっと、
また明日を信じられるようになるのだと思います。
おかえりなさい。
ここは、無理に頑張らなくてもいい場所です。
今日まで、本当によくやってきましたね。
今日は少しだけ肩の力を抜いて、
好きな人と笑ったり、
美味しいものを食べたり、
心がゆるむ時間を過ごしてみてください。
また明日、歩き出せばいい。
今日は、今日までの自分に
そっと「お疲れさま」と言ってあげてくださいね。
