フードプロセッサーの刃を美味しく切れる鋼で作る【第123回 地域活性化という「遊び」】 著者:山本晋也
なぜフードプロセッサーの刃は鋼ではないのか。
これを切れ味の良い白紙鋼で作れれば。
金沢の鍛冶屋さんに特注して待つこと2年。
やはり無理だったのかと諦めかけていた矢先に。

もともと研究者だったそうで金属に関する知識が凄いです。
右:金属だけでなく砥石の研究もされています。
「切れてなんぼ」+美味しさも必要な包丁
「お待たせしました、やっと完成です」
田畑の準備が大変忙しい季節ですが
車に飛び乗り一路金沢へ。
刃物は切れてなんぼ。
それは今に始まったことではなく
江戸時代に書かれた日本最古と言われる農業全書には
刀や大工道具だけでなく
鎌などの刃物はもちろん
鍬の先まで研ぐようにと書かれています。
理由はもちろん作業効率を上げるため。
鍬も先端が鋭ければ
より少ない力でより早く土を耕せます。
ほとんどが人力の世の中では
切れ味によって疲労度合もずいぶん違ったことでしょう。
包丁も然りですが
他の道具と大きく違うのは切る対象が食べ物であること。
切った後それを口にするため
その刃物が切った食材にどのような影響を及ぼすか
というところがとても重要になります。
どういうことかというと
切られた食材が美味しいか?ということが
最も重要なポイントになるということです。
食材の表面を傷つけずに切るために
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