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【徒然日記】変わらないものを探しながら

今日は、「旅」の話。


旅に出ています。
私がはじめて、自分だけで長い時間を過ごす、いわゆる一人旅をしたのは大学生の頃でした。

青春18きっぷを握りしめて、
JRの時刻表と高速バスの運行表をにらめっこしながら、
友人の家に泊めてもらったり、
カプセルホテルを転々としたり。
リュックサックひとつで、
初日は夜のフェリーに乗り込んでのスタート。


どの店もまだ閉まっている冷たい朝に、
ベンチのありがたさや、
24時間営業の灯りの温かさを知ったり。

城下町をふらりと歩いて、
気まぐれなお猫様に見つめられて、
遠い昔の暮らしに思いを馳せたり。

家のつくりや街の植物が変わっていく様子に、
「ここで生きる」ということの輪郭を、
ぼんやりとなぞったり。

揺れる電車に差し込む陽光に、
「ああ、いま自分はひとりなんだ」と、
少しだけセンチメンタルになったり。


旅の途中で、たくさんのものを肌で感じていたあの頃。
今は飛行機で、びゅんとひとっ飛び。

昔ほど長い旅をする余裕はない――
そう思っていたけれど、
もしかすると、それはただ、そういう生き方を選んでいただけなのかもしれません。

だから今回の旅は、あえて余白を多くとった、少し長めのものにしています。

あの頃に感じていたものを、追いかけるというより、
そっと隣に並べてみるように。

手段も、過ごし方も変わったけれど、
自分の芯のようなものは、案外変わっていない気がしています。

同じ景色を見ても、きっと感じ方は違う。
でも、その違いごと、ちゃんと自分なのだと思えるような――

そんな何かを、探す旅になるのかもしれません。

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