誰かの望む言葉ではなく、わたしの声で|わたしの声で
誰かに好かれたい。
期待に応えたい。
嫌われたくない。
そう願うほど、自分の本当の気持ちを隠し、相手が安心する言葉や笑顔を選んでしまうことがあります。
『わたしの声で』は、誰かの期待に応え続けるうちに見失ってしまった、自分自身の声を取り戻していく歌です。
誰かの望む自分になっていた
本当はつらいのに、「大丈夫」と笑う。
断りたいのに、「いいよ」と答える。
違うと思っていても、周囲と同じ言葉を選ぶ。
それは、自分に嘘をつきたかったからではありません。
誰かを傷つけたくなかったり、その場所でうまくやっていきたかったり、大切な人との関係を失いたくなかったりしたからです。
けれど、それを長く続けていると、心の奥から聞こえていたはずの声が、少しずつ遠くなっていきます。
「わたしは、本当はどうしたいのだろう」
そう問いかけても、すぐには答えが返ってこなくなります。
置き去りにした自分と、仲直りする
自分の声を取り戻すために必要なのは、周囲に合わせてきた自分を責めることではないと思います。
あのとき言えなかったことも、笑って受け流したことも、そのときの自分が精いっぱい選んだ生き方でした。
だからまず、「よくここまで頑張ってきたね」と、自分に言ってあげる。
そして、ずっと置き去りにしてきた小さな違和感や、言葉になる前の気持ちに、もう一度耳を澄ませてみる。
それは、忘れていた自分自身と仲直りするような時間です。
この曲には、そんな静かな再会を込めました。
震える声にも、意味がある
自分の声で生きるとは、いつでも強く意見を言うことでも、怖さがなくなることでもありません。
声が震えていてもいい。
うまく言葉にできなくてもいい。
誰かと違う答えになってもいい。
小さくても、自分の心から生まれた言葉には、その人だけの意味があります。
最初は、誰にも聞こえないほどの声かもしれません。
それでも、その声を自分自身が聞いてあげることから、新しい一歩は始まるのだと思います。
『わたしの声で』が、自分の気持ちを見失いそうなとき、心の奥へ帰るための歌になれたらうれしく思います。
『わたしの声で』を聴く
誰かの期待に応えることに疲れ、自分の気持ちを確かめたくなった夜に、聴いていただけたら幸いです。
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声は、大きくなくてもいい。
誰かと同じでなくてもいい。
それが自分の心から生まれた声なら、きっと自分の歩く道を照らしてくれます。
