最悪な日のノート①
先日、私の働くリラクゼーションサロンで、本当に嫌な事が起きた。
私がお客様対応中にもかかわらず、スタッフが突然癇癪を起こし、私は仕事を中断することになったのだ。
大きな音は出すわ、自分の対応していたお客様にも不適切な対応をするわで、私の頭が追いつかない。
私の頭が理解を諦めるには時間はかからなかった。
すぐに怒りで充満した。
そこからの数日間は、本当に最悪だった。
悶々とするあまり、私の大好きな太陽はいつの間にか沈んでしまうし、保存していたラジオなんて、内容がわからぬまま何度もリピートされる。
読みかけの本も、いつまで経っても、そのページから栞は動かない。
なんて気持ちが悪い日だ。
そして、さらに気持ち悪さを加速するものがある。
それは、あれからずっと、何をしていても、『対戦シミレーション』が始まるのだ。
対戦相手が数名いるものだから、頭の中は大忙し。
自分の機嫌の悪さを、業務中にも関わらず、なりふりかまわず私に向けてきたあのスタッフ。
そして、オーナーと社長。
(実はそのスタッフの両親である)
これ以上、目を瞑ってなるものか。
また何かあったら、今度こそ言ってやりたい。
こんな言葉で言い負かせたい。
どんな正論で黙らせようか。
あれも言いたい。これも言いたい。
ああ、もう、どうやって倒そうか!
まだ起きてもいない未来の戦いを、頭の中で何度もシミュレーションしていた。
そして私は、まだ何も起きていないのに、何試合も戦って、すっかり疲弊していた。
そして、ここにきてようやく私は、ノートを開いた。

頭で理解できないまま始める。
言葉にならない怒りも、醜い妄想も全部書く。
ノートは、綺麗な、特別な一日だけを切り抜かくものじゃない。
そんなことを、私はまた忘れていた。
私は煮え切らない想いを書きなぐっては、朝を迎えた。
