見出し画像

無印良品の価値とは

とにかく無印良品が好きである。

何が良いかと言うと、どこに住んでいようが近くに店舗が存在すること。そしてその店舗に、生活用品の全てが詰まっていることだ。この代替性が効く日用品を無印良品で揃えてしまうという、快楽にも似た生活を目指したいのである。

無印良品というのは、もともとは「既存のメーカー品ではない」というコンセプトでデザインされた日用品の店だったのだろう。
今となっては、その無印良品というメーカーやデザインは、誰もが言われれば思い浮かべるものになった。その多数の商品群、この数で圧倒するというような凄みが無印良品に備わったからこそ、今は全国どこに行っても見られるようになったのだ。日本人は無印良品を受け入れたと言えるかもしれない。

無印良品の商品群、その一つ一つを見れば、それほど気に入らないデザインも当然存在する。「これは別のメーカーのものが良い」と思うかもしれないが、我慢して無印良品のもので揃えてみて欲しい。
もっとも、うちもそうなっているわけではない。無印良品のものもあるが、ほとんどは違うメーカーのものである。その上で、理想としては無印良品で揃えてしまうのが理想である。

そうやってしまえばもうこっちのものである。

家は整い、整頓され、統一される。結局、飛び切りのセンスの持ち主以外は、統一感がすべてなのである。その統一感がなければ、家は整った印象をもたらさない。だから、その統一感を簡単に出すために無印良品を取り入れるわけである。

無印良品からは食品もたくさん出ており、大ヒットを飛ばしているから、一度それも試してみて欲しい。レトルト食品やおやつまで無印良品のパッケージで揃えていれば、その家は既に無印良品の店舗と言えるかもしれない。店舗に住む楽しさである。

そこは自宅であるにもかかわらず、無印良品のものがありすぎて店のようになっている。誰もが妄想したのではないだろうか。無印良品のソファーやベッドが置いてあるスペースで、「こんな部屋だったらいいのになぁ」と、訪れるたびに空想しているに違いない。それを実現させるのだ。

まだ何も始まっていない部屋であれば幸いである。すでに物が多いなら無印良品店舗計画は難しいが、癖のない状態であるならば、3年計画で無印良品の店舗にしよう。
簡単である。娯楽費はすべて無印良品店舗にするために投じる。そうすれば一定額確保できるだろう。

貯金などしなくて良い。貯金の代わりに投資をするのだ。無印良品の家具を買い、キッチンツールを買い、文具を買う。そういう投資をしていく。
そして家は無印良品となり、無印良品カフェとして展開させれば良いのだ。

もちろん非公式である。
無印良品が抗議をしてくるかもしれない。あるいは、いきなり訴訟などの可能性もなくはない。なぜなら「無印良品カフェ」と名前を使ってしまっているからだ。
そう、あなたはおっちょこちょいである。
おっちょこちょいであるから許可も得ず、無印良品カフェなどと名前をつけてしまい、堂々と経営しているのだ。

無印良品の家に住むような感覚は、現にショッピングモールなどによく入っているので、物珍しいものではないかもしれない。けれども、個人宅で無印良品カフェをやるのは、どこまでも挑戦的ではないだろうか。

その挑戦を実現させるため、今すぐスマホのゲームアプリなどを削除し、無印良品へ全方位すべての資材を投じるのだ。生活費だけ残して、他はすべて無印良品に通して問題ない。
無印良品があなたを訴えてきたら、必死になって弁解しよう。

「これは私が無印良品カフェにしたのではなくて、そちらが無印良品として商品を売り出すものだから、どんどん溜まっていって、結果的に無印良品カフェになったわけで。つまり、こちらに非はないわけで。そんなことよりも、同じ無印良品愛好家として仲良くやりましょうや」と和解を申し出てよし。

一蹴されて強制執行命令が出る可能性は高い。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集