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D'Angelo (Feb. 11, 1974 – Oct. 14, 2025) ~ディアンジェロ死去

ディアンジェロことマイケル・ユージーン・アーチャーさんが、2025年10月14日(現地時間)にご逝去されました。突然の訃報に大きなショックを受けています。
天才ディアンジェロが、まさか51歳の若さでで亡くなるなんて・・・。


ディアンジェロの存在を知ったのは、デビューアルバムをリリースした直後(1995年)。

『BROWN SUGAR』

  D'Angelo
『BROWN SUGAR』
  LP / CTLP 46 / UK / 1995

  side-A
  1. Brown Sugar
  2. Alright
  3. Jonz in My Bonz
  4. Me and Those Dreamin' Eyes of Mine
  5. Sh★t, Damn, Motherf★cker

  side-B
  1. Smooth
  2. Crusin'
  3. When We Get By
  4. Lady
  5. Higher

週2~3回ほど通っていたCISCO新宿アルタ店で、入荷されたばかりの1stアルバム『BROWN SUGAR』(1995年7月3日リリース)を試聴。70年代ソウルを想起させるヴィンテージサウンドにヒップホップの要素を取り入れた“ニュークラシックソウル”に魅了されました。

特に好きだったのがタイトル曲の「Brown Sugar」。当時「ジャンルを問わず最も好きな曲は?」と聞かれた際には、迷わずこの曲を挙げていました。


『LIVE AT THE JAZZ CAFE, LONDON』

  D'Angelo
『LIVE』
  LP / DL 001 / 1996 / Unofficial Release

  side-A
  1. Not What You Say It's What You Do
  2. Sweet Sticky Thing
  3. Jonz in My Bonz
  4. Me and Those Dreamin' Eyes of Mine

  side-B
  1. Sh★t, Damn, Motherf★cker
  2. Cruisin'
  3.
 Thankful for the Love
  4. Lady
  5.
 You Can't Hide Love

1996年、輸入盤を扱うレコードショップの店頭にディアンジェロのブートレグ(海賊盤)LPが並びました。プロモーション用に配布した音源が流出したようです。
収録されていたのは、1995年9月14日にロンドンのThe Jazz Cafeで録音されたライブ音源。

1996年10月23日、流出したものと同じライブ音源から抜粋した6曲入りのオフィシャルCDが東芝EMIからリリースされました(TOCP-8892)。

2014年に『LIVE AT THE JAZZ CAFE, LONDON: THE COMPLETE SHOW』と題された完全版のCDが欧米で発売され、翌年(2015年)アナログ化しています。

  D'Angelo
『LIVE AT THE JAZZ CAFE, LONDON: THE COMPLETE SHOW』
  2LP / B0024030-01 / US / 2015

  side-A
  1. Introduction
  2. Fencewalk
  3. Sweet Sticky Thing
  4. Jonz in My Bonz
  5. Me and Those Dreamin' Eyes of Mine

  side-B
  1. Sh★t, Damn, Motherf★cker
  2. Cruisin'

  side-C
  1. I'm Glad You're Mine
  2. Lady

  side-D
  1. Can't Hide Love
  2. Brown Sugar


『VOODOO』

  D'Angelo
『VOODOO』
  2LP / 7243 8 48499 1 7 / US / 2000

  side-A
  1. Playa Playa
  2. Devil's Pie
  3. Left & Right featuring Method Man and Redman

  side-B
  1. The Line
  2. Send It On
  3. Chicken Grease
  4.
 One Mo'gin

  side-C
  1. The Root
  2. Spanish Joint
  3. Feel Like Makin' Love

  side-D
  1. Greatdayndamornin' / Booty
  2. Untitled (How Does It Feel)
  3. Africa

2000年1月25日に発表された2ndアルバム『VOODOO』。世界中の音楽ファンから絶大な支持を受け、多くのクリエイターに影響を与えた歴史的名盤です。

「あの『BROWN SUGAR』を余裕で超えるアルバムを作り上げるとは!」
買ったばかりのレコードを、興奮しながらくり返し再生したことを今でも覚えています。


『BLACK MESSIAH』

  D'Angelo and the Vanguard
『BLACK MESSIAH』
  2LP / 88875-05655-1 / US / 2015

  side-A
  1. Ain't That Easy
  2. 1000 Deaths
  3. The Charade

  side-B
  1. Sugah Daddy
  2. Really Love

  side-C
  1. Back to the Future (Part I)
  2. Till It's Done (Tutu)
  3. Prayer

  side-D
  1. Betray My Heart
  2. The Door
  3. Back to the Future (Part II)
  4. Another Life

 D'Angelo and the Vanguard名義で2014年12月15日にリリースされた3rdアルバム『BLACK MESSIAH』。アナログ盤は、2015年3月に発売されました。

良い曲もあるけど、前作には到底及ばず。
もちろん「1000 Deaths」や「The Charade」など、好きな曲もあります。


D'ANGELO AND THE VANGUARD
SUMMER SONIC EXTRA
Aug. 18, 2015

1995年に音楽業界人しか観ることができなかったコンベンションで来日して以来、日本でライブを行っていなかったディアンジェロの一般公演が実現したのは、2015年。

『SUMMER SONIC 2015』Mountain Stageのヘッドライナーとして来日したディアンジェロの単独公演が、Zepp Tokyoで開催されました。

20年待ち続けたディアンジェロがステージに現れた瞬間の胸の高鳴りは、これまで数千回以上観たライブの中でも一二を争うものでしたが、長くは続きませんでした。
クリス・デイヴの退屈なドラムに辟易してトーンダウン。新譜中心の選曲もいまいちで・・・。

幸いにも、最も好きな「Spanish Joint」と、最後に披露された「Untitled (How Does It Feel)」が素晴らしく、この2曲だけでも観に行った甲斐がありました。
ディアンジェロのライブを目撃できて本当によかったと思っています。

photo by Hiroaki Gobe
photo by Hiroaki Gobe
photo by Hiroaki Gobe
photo by Hiroaki Gobe
photo by Hiroaki Gobe
photo by Hiroaki Gobe

[set list]
 1. Drone
 2. Ain't That Easy
 3. Vanguard Theme
 4. Betray My Heart
 5. Spanish Joint
 6. Claire Fisher Interlude
 7. Really Love
 8. The Charade
 9. Brown Sugar
10. Sugah Daddy

[encore I]
 1. Left & Right
 2. Chicken Grease / What It Do

[encore II]
 1. Untitled (How Does It Feel)


それでも、2016年3月の来日公演は観に行きませんでした。
Zeppで聴いたディアンジェロ自身の演奏は素晴らしかったけど「もう一度ライブを観たい」とは思えなかったので。
(クリス・デイヴのせいだけど)

ライブのみならず、作品を聴きたいとも思えなくなってしまって。
2015年のライブ以降、ディアンジェロのレコードは数えるほどしか聴いていません。



10年間遠ざかっていたディアンジェロの音楽を再び聴いてみようと思ったきっかけは、2025年9月25日にYufuのライブを観たこと。

70年代ソウルミュージックを継承する台湾のシンガーソングライターによるギター弾き語りを聴いたあとに浮かんできたのが、ディアンジェロのライブで最後に演奏された「Untitled (How Does It Feel)」。徐々にバンドメンバーがステージを去り、ひとり残ったディアンジェロによる鍵盤弾き語りに感動したことを思い出し、久しぶりに彼のレコードをターンテーブルに乗せました。

翌日、ライブ会場で購入したTシャツを久々に着用。


再びディアンジェロの音楽を聴いていこうと思っていたのに。
そう思ってから、まだひと月も経っていないのに・・・。




ディアンジェロの訃報を知ったのは、職場でした。
帰宅して最初に聴いたのは、この2曲。

"Untitled (How Does It Feel)"

  D'Angelo
『Untitled (How Does It Feel) / Left & Right』
  7" / 72438-58836-7-5 / US / 1999 / Jukebox

就業中、ずっと脳内で再生されていた「Untitled (How Does It Feel)」を7インチで。

Yufuのライブを観たあと、久々に針を落とした7インチで。


"Spanish Joint"

  D'Angelo
『VOODOO DJ SOUL ESSENTIALS』
  Promo 12" / 7087 6 14969 1 8 / US / 2000

  side-A
  1. Chicken Grease
  2.
 Feel Like Makin' Love
  3. Spanish Joint

  side-B
  1. Chicken Grease (Instrumental)
  2. Feel Like Makin' Love (Instrumental)
  3. Spanish Joint (Instrumental)

「Untitled (How Does It Feel)」と共にライブで感動した「Spanish Joint」を、『VOODOO』のサンプラー12インチで。


近所の店で献杯。帰宅後も、ビール片手に朝まで『VOODOO』を聴き続けました。
謹んで哀悼の意を表します。

Rest In Power Michael Eugene Archer aka D'Angelo.



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