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【詩】素描LXXXIV

役者が客を見放した。
静まり返ったステージは
照明ばかりか煌々と
宙に浮いた情熱は
もはや誰の責任でもなく
手の中でチケットは
ただ
小さく折りたたまれていくばかりだった。

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