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​【80歳の父に勧められた本】林真理子「80代になるとたいていボケるか死ぬ。」50歳の私が考えた“お金より大切な残り時間”

先日、80歳になる父から一冊の本を勧められました。

そのタイトルを見て、思わず二度見しました。

『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』

​林真理子さんの著書です。

​なかなか強烈なタイトルですよね。

しかも、この本を勧めてきた本人が、まさに80歳の父。

​「このタイトルの本を、80歳の親父が50歳の息子に勧めてくるのか……」

と思うと、少し可笑しくもありました。

​でも、本の内容を知るにつれて、笑っているだけではいられなくなりました。

​この本が問いかけているのは、単なる「老後の過ごし方」ではありません。

残された時間を、どう使うのか。

お金を何のために貯め、何のために使うのか。

仕事、健康、人間関係と、人生後半をどう付き合っていくのか。

​そして何より、

「まだ元気な今」を先送りしていないか。

という問いでした。

​50歳になった私にも、かなり刺さります。

​今日は少し株式市場から離れて、「80歳の父から勧められた一冊」をきっかけに、お金と時間、そして人生後半について考えてみたいと思います。


​🎯 この記事の3行サマリー


​① 林真理子さんの本が伝えるのは、「老後を恐れる」のではなく“元気な時間を使い切る”という人生観

② お金には「貯める・増やす」だけでなく、「適切な時期に経験へ変える」という出口戦略がある

③ 80歳の父から50歳の私がこの本を勧められ、改めて「親と過ごせる時間にも期限がある」と感じた


​📕 『80代になるとたいていボケるか死ぬ。』とは、どんな本?


​著者は、直木賞作家の林真理子さん。

正式なタイトルは、

『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』

です。

​タイトルだけを見ると、

「老いることへの恐怖を書いた本なのかな?」

と思う方もいるかもしれません。

​しかし、私が受け取ったメッセージはむしろ逆でした。

人生にはまだ楽しいことがある。

だからこそ、頭も体も動くうちに、人生をちゃんと楽しもう。

という、とても前向きな人生論です。

​本書では、健康、おしゃれ、人間関係、仕事、お金、時間といった、年齢を重ねるほど避けて通れなくなるテーマについて、林真理子さんらしい率直な言葉で語られています。

​そして中心にあるのが、

「70代は、人生の中でも非常に大切な時間なのではないか」

という考え方です。

​でも私は、この本を読んで、

これは70代になってから読む本ではない、とも感じました。

​40代、50代のうちから知っておいた方がいい。

なぜなら、70代になってから「もっと早くやっておけばよかった」と思っても、取り戻せないものがあるからです。


​🏃 健康のために生きるのか、人生を楽しむために健康でいるのか


​本書で印象に残ったテーマの一つが、健康との付き合い方です。

年齢を重ねるほど、血圧、体重、歩数、健康診断、あるいは食事制限、薬、病院通いといったものが、生活の中で占める割合は増えていきます。

​もちろん、健康は大切です。

でも、ふと思います。

健康になること自体が人生の目的になってしまっていいのか。

​たとえば、「1日1万歩歩かなければ」と思って義務のように歩く。

それよりも、美味しいものを食べに行く、友人に会いに行く、旅行先を歩く、知らない街を散策する。

そして、気がつけばたくさん歩いていた。

その方が、人生としては豊かな気がします。

​つまり、健康は人生を楽しむための「目的」ではなく「手段」。

この順番を間違えないこと。

これは70代、80代だけではなく、50代の今から意識しておきたいと思いました。


​👕 年齢を重ねたら「戦い方」を変えていい


​本書では、ファッションについてもかなり率直に語られています。

若い時と全く同じ格好を続けるのではなく、今の自分を客観的に見る、という考え方です。

​私はこれを読んで、

「これは服だけの話ではないな」と思いました。

​仕事も同じです。

30代、40代、50代、60代、70代……。

年齢によって、体力も、役割も、持っている経験も変わります。

それなのに、いつまでも30代と同じ働き方をしようとすれば、どこかで無理が出る。

​年齢を重ねるということは、単純に「衰える」ことではなく、その年代に合った戦い方へ切り替えることなのかもしれません。

​これは投資にもよく似ています。

20代と50代では、同じ資産運用をする必要はありません。

運用期間、資産額、収入、家族構成、リスク許容度。すべて違います。

​人生も、ステージが変わればポートフォリオを組み替える。

そんな柔軟さが必要なのでしょう。


​🤝 年齢を重ねるほど「誰と付き合うか」が重要になる


​人間関係についての話も印象的でした。

年齢を重ねるほど、どうしても人間関係は固定化していきます。

いつもの友人、いつもの会社、いつもの店、いつもの話題。

もちろん、それは安心できる世界です。

​ただ一方で、同じ年代の人とだけ付き合っていると、話題も似てきます。

健康、病気、介護、そして昔話。

​そこで、少し違う世代の人と話してみる。

すると、新しいサービス、AIなどのテクノロジー、これからの仕事や旅行、新しい価値観など、自分の知らなかった世界が入ってきます。

年齢を重ねるほど、「誰と付き合うか」が自分の世界の広さを決める。

これは確かにあると思います。

私自身、年齢や肩書に関係なく、さまざまな世代の人から学べる人間でいたいですね。


​💬 SNS時代だからこそ「自慢」にも注意する


​年齢を重ねれば、人生経験も増えます。

同時に、人による差も大きくなります。

仕事、資産、家族、健康。あるいは旅行、住まい、趣味、人脈。

​本人には自慢しているつもりがなくても、何気ない一言が、相手には自慢に聞こえてしまうこともあります。

これは今のSNS時代には、さらに重要なテーマなのではないでしょうか。

​自分の日常を普通に書いただけでも、読む人の状況によって受け取り方は違います。

だからこそ、年齢を重ねるほど、「何を話すか」だけでなく「相手にどう届くか」まで考える。

これも大人の知恵なのかもしれません。

私自身、noteで発信しているからこそ、これは意識していきたい部分です。


​💼 「仕事を辞めれば幸せ」とも限らない


​私が特に興味深く感じたのは、仕事との付き合い方です。

最近は、FIRE、早期退職、セミリタイアといった言葉も一般的になりました。

​私自身、現在も外資系企業の最前線でマネージャーとして走り続けており、一方で資産形成も進めているため、「いつまで働くのか」ということは当然考えます。

​でも、仕事には、お金を得ること以外の役割もあります。

人に会い、社会とつながる。予定ができ、刺激を受け、新しいことを知る。誰かに必要とされ、生活にリズムが生まれる。

​こう考えると、「会社を辞める=人生が自由になる」と単純に考えるのも違うのかもしれません。

​大切なのは、働くか、働かないか、という二択ではなく、自分にとって心地よい形で社会との接点を残すこと。

人生後半では、こちらの方が重要になってくるのかもしれません。


​💰 お金は、何のために増やしているのか


​そして、この本について考えていて、最も自分自身に刺さったのが、お金の話でした。

​投資を長く続けていると、いつの間にか「資産を増やすこと」そのものが楽しくなります。

1,000万、3,000万、5,000万、そして1億円……。

一つの目標を達成すると、また次の数字が見えてくる。

これは資産形成を続ける上では、とても大きな原動力です。

​しかし、ここで一つ疑問が出てきます。

人生の最後まで、数字を増やし続けるだけでいいのか。

​お金を使わず、経験にも変えず、証券口座の残高だけ増えていく。

そして、使える時間だけが減っていく。

果たして、それが本当の成功なのか。

最近は、以前よりも考えるようになりました。


​📈 投資には出口戦略がある。では人生には?


​投資では、入口だけでなく出口が重要です。

いつ買い、いつ売るのか。利益をどう使い、何のために運用するのか。

​ところが人生では、意外とこの「出口戦略」を考えていません。

いつまで仕事を続け、いつから資産を使うのか。誰と過ごし、何を残し、何を手放すのか。

そして、残り時間を何に使うのか。

​お金には、貯める時期、増やす時期があります。

でも同じように、使う時期もあるはずです。

資産形成の最終目的は、資産額を最大化することではなく、自分の人生を最大化すること。

そんなことを改めて考えさせられました。


​⏳ 「まだ時間がある」は、本当だろうか


​50歳の今、70歳まではあと20年あります。

20年。数字だけ見ると、かなり長く感じます。

でも、30歳から50歳までの20年間を振り返ると、どうでしょうか。

私自身、驚くほどあっという間でした。

​仕事をして、投資をして、日々の生活をして、気づけば50歳。

ならば、50歳から70歳までの20年間も、同じくらいのスピードで過ぎていくのでしょう。

​そう考えると、

「定年になったら旅行しよう」

「仕事を辞めたらやろう」

「そのうち親孝行しよう」

では、間に合わないこともあります。

「いつか」は、永遠に来るとは限らない。

だからこそ、やれる時にやる。最近、この感覚がかなり強くなりました。


​✈️ お金には期限がない。でも「経験」には賞味期限がある


​以前から私は、「DIE WITH ZERO」という考え方を意識しています。

これは、単純に「死ぬまでにお金を全部使い切ろう」という話ではありません。

​私が重要だと思っているのは、お金を経験へ変えるには、適切なタイミングがあるという点です。

​たとえば、50歳の1,000万円と、80歳の1,000万円。

数字としては同じ1,000万円です。

でも、海外旅行や長距離の移動、スポーツ、新しい挑戦。あるいは食事の楽しみや家族旅行など、そのお金でできる経験は同じでしょうか。年齢によって、できることは少しずつ変わっていきます。

​つまり、お金には賞味期限がなくても、経験には賞味期限がある。

これは非常に大切なポイントだと思っています。


​👨 そして「親とできる経験」にも期限がある


​そして今回、最も考えさせられたのがここです。

離れて暮らす父は、80歳。 私は50歳です。

帰省などのタイミングで顔を合わせますが、物理的な距離があるからこそ、「あと何回会えるのか」とリアルに計算してしまうこともあります。

​私が旅行できるかどうかだけではなく、父が旅行できるか。父が歩けるか。食事が楽しめるか。会話できるか。一緒に笑えるか。

こうした条件がそろって初めて、「親子での経験」は成立します。

​つまり、経験の賞味期限は、自分の年齢だけで決まらない。相手にも時間があります。

これは当たり前なのですが、普段はなかなか考えません。

​「また今度行けばいい」「来年でもいい」

そう思っている間に、状況は変わってしまうかもしれない。

だから最近は、資産だけでなく「経験資産」を増やしたいと以前より強く思うようになりました。


​👨‍👦 80歳の父が50歳の息子に、この本を勧めた意味


​そして改めて考えると、今回一番面白いのは、本そのものだけではありません。

『80代になるとたいていボケるか死ぬ。』というタイトルの本を、80歳の父が私に勧めてきた。ここです。

​父はすでに、本のタイトルにもある「70代」を通り過ぎています。

そんな父から、50歳の私へ。

​もちろん、「この本、面白いから読んでみろ」というだけかもしれません。

でも私には、少し違うメッセージにも感じられました。

「お前が思っているほど、人生は長くないぞ」

「やりたいことは、元気なうちにやっておけよ」

そんなメッセージです。

​父が実際にそう言ったわけではありません。あくまで私が勝手に受け取ったものです。

でも、80歳の人から50歳の自分へ渡された本だからこそ、言葉以上の重みを感じました。


​☕ 50歳の今だからこそ考えたいこと


​人生100年時代と言われます。

でも、100歳まで生きることと、100歳まで何でも自由にできることは、まったく別の話です。

​自由に動ける時間、食べられる時間、旅行できる時間、働ける時間、大切な人と一緒に過ごせる時間。それぞれに期限があります。

だからこそ、資産形成と同じくらい、時間の使い方にも戦略が必要なのかもしれません。

​私は投資について、よく「時間を味方につける」という考え方を大切にしています。

長期投資では、時間が複利を生みます。

でも人生では、それだけでは足りません。

時間を味方につけると同時に、時間をちゃんと使わなければならない。

この違いは大きいと思います。


​📌 この本から私が持ち帰った5つのこと


​今回の本をきっかけに、私自身が改めて大切にしたいと思ったのは、次の5つです。

① 健康は目的ではなく、人生を楽しむための手段

② 年齢が変われば、仕事も人間関係も「戦い方」を変えていい

③ お金には「貯める・増やす」だけでなく「使う時期」がある

④ 経験には賞味期限がある

⑤ 大切な人と過ごせる時間にも期限がある

​どれも目新しい話ではないのかもしれません。

でも、80歳の父から勧められた本だと思うと、私には不思議と重く響きました。


​📚 最後に


​『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』

タイトルだけを見ると少し怖い本ですが、私が感じたのは「まだ元気な今を、もっと楽しもう」という前向きなメッセージでした。

​そして50歳の私にとっては、70代になるまで待つ必要もありません。

50代には50代にしか、70代には70代にしかできないことがある。

大切なのは、「いつかやろう」と先送りするのではなく、その年代だからできることを、その年代のうちにやることなのかもしれません。

​資産は増えていく。でも、人生の残り時間は確実に減っていく。

だから私は、「資産残高だけ増えて、人生の残り時間だけ減っていく」そんな生き方にはしたくないと思っています。

​お金を増やす、健康を維持する、仕事を頑張る。それも大切です。

でも、それらはすべて自分の人生を豊かにするための手段。

80歳の父から一冊の本を勧められたことで、改めてそんな当たり前のことを考えさせられました。

​皆さんはどうでしょうか。

もし70歳、80歳の自分から、今の自分に一言アドバイスできるとしたら、何と言うと思いますか?

​「もっと貯金しておけ」でしょうか。

それとも、「元気なうちに、もっとやりたいことをやっておけ」でしょうか。

​よかったら、皆さんの考えもコメントで教えてください☕️

同世代の方はもちろん、親御さんが70代、80代という方のお話も、ぜひ聞いてみたいです。

​この記事が、これからのお金や時間の使い方を考えるきっかけになったら、♡を押していただけると嬉しいです。

これからも、株式投資だけではなく、お金・仕事・人生設計について、50代の今だから考えることを発信していきます。

よろしければフォローして、また読みに来てください☕️


​📕 気になった方へ|今回紹介した本


​今回ご紹介したのはこちらです。

林真理子

『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』

​タイトルはかなり強烈ですが、内容はむしろ「元気なうちに、人生をもっと楽しもう」と背中を押してくれる一冊だと感じました。

​私自身、80歳の父からこの本を勧められたことで、お金のことだけではなく、これからの時間をどう使うかを改めて考えるきっかけになりました。

70代、80代の方はもちろん、私のような50代、さらには40代の方が読んでも、感じるものがあるのではないでしょうか。

​気になった方は、幻冬舎の公式ページから本の詳細をご覧いただけます👇

​「いつか」ではなく、「今」をどう生きるか。

そんなことを考えるきっかけになる一冊です📚☕️


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