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方向転換ばかりして迷子になる人へ。軸を戻すための問い

新しい情報に触れるたび、「これも良さそう」と心が動く。
気づけば、去年考えていた方向と、今考えている方向がまるで違う。
そんな自分に、疲れを感じたことはありませんか。

方向転換そのものは、悪いことではない

始めてみて違うと気づいたら、進む先を変える。これ自体は自然なことです。試さなければわからないことは、たくさんあります。

問題なのは、方向転換の回数ではなく、変えるたびに前の土台をすべて手放してしまうことです。積み重ねてきたものごと放り出してしまうと、進んだはずの分まで消えてしまいます。

ゼロに戻ることを繰り返すうちに、自分がどこにいるのかわからなくなっていきます。

選択肢が増えるほど、迷いも増えるという逆説

情報が増えるほど、正しい道を選べる気がします。けれど実際には、選択肢が増えるほど決断は難しくなり、選んだあとの納得感も下がっていくことがわかっています。これは選択のパラドックスと呼ばれる現象です。

SNSや講座で新しいやり方を目にするたび、それは新しい選択肢がひとつ増えたということです。増えた選択肢の数だけ、「今のままでいいのか」という揺らぎも増えていきます。

たとえば、集客の方法ひとつをとっても、SNS発信、note、紹介、講座出展など、やり方は無数にあります。すべてを検討しようとすると、比べる作業だけで時間が過ぎていきます。迷いの正体は性格ではなく、比べる対象の数そのものにあります。

家事や育児の合間に情報を追いかけている人ほど、この影響を受けやすくなります。まとまった時間で一つずつ検証する余裕がないぶん、新しい情報がそのまま次の方向転換に直結してしまうからです。

軸に戻るとは、選択肢を減らす作業

軸というと、変えてはいけない一本道のように聞こえるかもしれません。けれど本当の軸は、方向そのものではなく、選ぶときの基準です。

基準さえはっきりしていれば、方向を変えても迷子にはなりません。基準に合わないものを、その都度手放していけばいいだけだからです。軸に戻るとは、選択肢をゼロから見直す作業ではなく、増えすぎた選択肢を、基準で減らしていく作業です。

軸を思い出すための問い

基準を思い出すには、今の情報から離れて、始めた頃の気持ちに戻ってみることが近道です。

  • 最初にこれを始めようと思ったとき、何を一番大事にしていたか

  • これまでの中で、一番手応えを感じた瞬間はどんな場面だったか

  • 逆に、続けていて苦しかったのはどんな条件のときだったか

これらの問いに答えていくと、方向そのものより先に、選ぶときの基準が見えてきます。基準が見えれば、新しい情報に触れても、揺らぐ幅は小さくなります。

新しい方法を知るたびに全部乗り換える必要はありません。基準に照らして、合わないものは静かに見送る。それだけで十分です。

迷子になっているのではなく、選択肢が多すぎるだけ。そう捉え直すだけで、次の一歩は選びやすくなります。

方向を固定する必要はありません。基準だけを手元に持っておけば、何度方向を変えても、自分を見失わずに進んでいけます。

【今日の小さな問い】
今、頭の中にある複数の方向のうち、一つだけ手放すとしたら、どれを手放しますか?


最後まで読んでくださって、ありがとうございました。 この記事が、小さな一歩を考えるきっかけになりますように。

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