【読書感想】生きてるだけで、愛。
純文学寄りの作品の感想は難しい...。
感想
寧子は、津奈木と同棲して三年になる。
持病のため浮き沈みの激しい日々を送る寧子。
その前に突然津奈木の元カノを名乗る女が現れ、執拗に自立を迫ってきて...。
寧子は鬱というより双極性障害っぽく感じた、ただの素人判断だけど...。
精神疾患を持つ人の生きづらさが結構生々しくてしんどい...のだが、言動が結構人に迷惑をかけてしまう系だから人によってはイライラして読めないかもしれない...。
大丈夫って確かに思ったはずなのに、一つの躓きで全部ぶち壊してしまう。
すぐにリミットを超えてあふれる激情。
いつか心の容量が上がって、こういう行動から卒業できるんだろうか...。
本人がそうしたいと思ってもどうすればいいかわからないのが残酷。
寧子の、あたしはあたしと別れられないというセリフが切実でしんどい。
自分自身からは逃げられない、どうにか付き合っていくしかないんだよなあ…。
あと、楽されるといらつくとか、あたしがエネルギー使ってんのと同じくらい振り回されろとか津奈木に話すところはちょっと私に刺さるところがあったかも、正直気持ちわかる。
終始うーん、愛...?という感じで読んでいたけど、最後のこの光景の五千分の一秒を覚えてもらいたい、は愛を感じた。
なんだろう、不思議な余韻の良さがある。
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