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私の中に残った、5つの物語。


本を読んでいると、読み終わったあとも、ふと思い出す本があります。

言葉だったり、考え方だったり、そのとき感じたことだったり。

今回は、そんな「私の中に残っている本」を5冊選んでみました。

ジャンルはバラバラですが、どれも読んでよかったと思える本です。


『運転者』|喜多川泰

人生に行き詰まりを感じていた主人公が、不思議なタクシーの運転手と出会い、「運」とは何なのかを見つめ直していく、「運」を「転」ずるタクシーの物語。

特に残ったのは、運は突然やってくるものではなく、日々の行動の中で貯めていくという考え方。

今でもうまくいかないときは、「まあ、今は運を貯めてるのかもしれない」と思うことがあります。

「運は貯めて使う」
なるほど。と思った一冊です。


『しっぽのカルテ』|村山由佳

動物病院を舞台に、動物たちと飼い主、それぞれの人生を描いた物語。犬と暮らしていると、どうしても他人事として読めません。

読んでいる途中、自然とてんのことを考えていました。今隣にいることを当たり前だと思わず、普通の毎日をもっと大切にしたくなる一冊です。

この本は何回でも読み返したくなる一冊になりました。


『さいはての彼女』|原田マハ

旅や思いがけない出会いを通して、自分自身を見つめ直していく女性たちを描いた短編集。

人生には立ち止まる時間も必要なんだと思いました。

知らない場所へ行って、違う景色を見る。写真を撮りに出かけることにも少し似ていて、読み終わるとどこかへ出かけたくなる本です。
それと、北海道に行きたくなります!


『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』|川代紗生

婚約寸前でフラれた31歳の主人公・桃子が、三軒茶屋の喫茶店「雨宿り」で開かれる「元カレごはん埋葬委員会」を通じて、自身の心の傷や自己肯定感に向き合っていく連作短編小説です。

まず、このタイトルと表紙に惹かれました。
「誰かの1番になることが幸せなのか」
素直に、今の私に刺さった内容だったのでまたもう一度読み直して理解を
深めようと思える一冊です。


『都会のラクダ』|渋谷龍太

SUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太さんが、バンドの歩みや音楽への向き合い方を綴った一冊。

SUPER BEAVERが大好きなので手に取った本ですが、めちゃくちゃ楽しく読めました。SUPER BEAVERの軌跡はなんとなくは知ってはいたのですが
この本でとても深く理解できました。

ぶーやんの言葉で書かれているのですが、圧倒的な文才と独特な表現には驚きましたし、この本を読む前と読んだ後では曲の聴き方が変わりました。


読み終わっても、残るもの。

こうして並べてみると、本当にバラバラな5冊です。

でも、どれも読み終わったあとに、何か一つ自分の中に残った本でした。

本を読んだからといって、何かが突然大きく変わるわけではない。

それでも、一つの言葉や考え方が、ふとしたときに自分を支えてくれることがあります。

たぶん私は、そんな本が好きなんだと思います。

皆さんにも「ずっと心に残っている一冊」があったら、ぜひ教えてください。


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