先のことなどわからない
例えば、私は去年の今頃、1年後に自分は同棲し、それからすぐに婚約することになるなんて、1ミリも想像していなかった。
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そう、結婚することになった。
もともと、あまり結婚願望はなく、子供も特に欲しいと感じたことはない。
だから私は、結婚とは、あくまで好きになった人と一緒に居る方法の一つ、という風にしか考えていなかった。
逆に言えば、好きになって、一緒に居たいと思う相手があれば、相手の希望次第で、結婚でも事実婚でもなんでも良いと思っていた。
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パートナーのことは、付き合い始めた頃から今に至るまで大好きで、正直、相手が望むならいつ籍を入れても良いと考えていた。
ただ、相手も子供は特に望んでおらず、結婚にこだわりがあるようにも見えなかったから、実のところ、気持ちがよく分からなかった。
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ところで、とある事情から、彼女はもう少ししたら今の仕事を辞める。
彼女にとって今の仕事はやりがいはあるけど、色々な問題もあって、私も内心、辞めた方が良いのではと心配していた。
そんな私の言外の気持ちも汲んでくれてのことか、今の仕事は辞めて、新しい仕事を探すと、しばらく前に話してくれた。
彼女の仕事のことは心配していたから、私はとても嬉しかったし、安心した。
無論、仕事を辞めるなら、仮に無職期間がしばらく続くとしても、生活費の心配はしなくて良いと伝えていた。
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もっとも、彼女としては、自身の生活の柱が一時的になくなることから、不安があるようだった。
人に頼ることの苦手な彼女は、私に頼り切り、というのも心苦しいのだろう。
それに今の2人の状態は、あくまでただの「同棲」であって、互いの気持ち一つで簡単に壊れてしまうのではないか、という不安もあるという。
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2人で取り留めもない話をしていた時に、ふとそんな話になった。だからふいに言ってしまった。
「じゃあ籍入れる?」と。
我ながら、「じゃあ」の意味はよくわからないが、モノのはずみとはこういうことをいうのだろう。
少し言葉足らず過ぎたかもしれないと思い、こうつけ足した。
「私はあなたのことが好きだし、何なら付き合い始めた頃からいつ籍を入れても良いと思ってる。あなたさえ良いなら、結婚しようよ。不安なら、今すぐ籍入れに行こ。」
さっきまで若干シリアスな雰囲気になりかけていたのに、顔を少し隠してニマニマしている彼女が、可愛かった。
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指輪も用意していなければ、婚姻届をどこでもらうかも知らない(役所?)。
結婚という形にこだわらないとはいいつつも、もし結婚するなら、それなりにちゃんとしたプロポーズはしたいと思っていたが、やっぱり人生、思い通りにはいかないし、先のことなどわからない。
◇
行き当たりばったりのプロポーズとなったが、彼女は(一応)喜んでくれたし、(多分)安心してくれたみたいで良かったと思う。
とはいえ、指輪くらい用意してあげたい。
とりあえず、エンゲージリングを見るための来店予約だけは済ませたが、よくよく考えたら親の顔合わせ前に籍を入れても良いのか、とか、入籍日って大安とか、そういうのもあるのか、とか、色々と考えることも出てきて、またしばらくは忙しくなりそうだ。
最近、noteを全然書けていなかったから、このあたりの話もまたちょいちょい書いていけたらと思う。
