一眼レフの持ち腐れ
お仕事というか、ボランティアというか、お楽しみというか、一番は「わたしが行きたいから」という理由で、今年の6月から定期的に石川県の輪島市を訪れるようになりました。
2024年元日の震災で火災を含む大きな被害を受け、その年の9月に豪雨災害にも見舞われた地域です。
私の役目は、写真や動画で現地の様子を記録し、金沢に帰ってそれを編集すること。
金沢から輪島までは車で片道2時間かかるため、行く時はちょっと覚悟が要ります。
そうだ、うちに一眼レフがある
最初の取材の日、なるべくたくさんの素材を撮影しておこうと思い、夫の一眼レフカメラを借りて持って行くことにしました。
NikonのD5100というカメラで、夫※が大学時代に中古で購入したものです。
※夫は立体作品を作る人なので、その作品を撮影するためにカメラを買ったのですが、「あんまりうまく撮れない」と思いながらずっと使ってきたそうです。夫の立体作品は、年に数体生まれるかどうかなので、カメラの出番もそれほど頻繁にはありません。また、作品を作ることで精一杯のためいつも撮影を忘れます。
私も使い方はほぼわかっていません。でも、シャッターを押すだけでスマホとは違った感じに撮れるので、インスタに遊びで載せる写真(主に食べ物)を撮るのに、家で時々使っていました。最近では私の方が使う頻度は高かったかもしれません。

※明るさ・色味を補正しています。
持ち腐れレンズコレクション
購入した際にセットでついていた小さめの標準レンズの他に、大きいレンズが2つ家にあります。
1つは、カメラを仕事にしている知人から「立体作品を撮るなら」と教えてもらって数年前に購入した(けどあんまり上手く使えていない)、単焦点レンズ。
もう1つは、更に数年前にネットのレビューを見て購入した(けどあんまり上手く使えていない)、広角レンズです。
ちなみに「単焦点」も「広角」も意味はふわっとしか分かっていません。
全部リュックに入れるとかなりの重量でしたが、どんなシャッターチャンスがあるかわからなかったので全部持って向かいました。
輪島取材
初回は、田植えが終わった白米千枚田、震災と豪雨被害を乗り越え営業を再開した美味しい飲食店、地震による火災後に更地になった朝市通り周辺などを撮りに行きました。
この時、まだ編集の方向性が定まっていなかったため、使うかわからないけど念のため、動画も写真も大量に撮りました。
動画はiPhoneで、写真は主に一眼で。
時々気分でレンズを変えてみたりしながら、ただただシャッターを押しました。
一眼持って行って正解だった〜なんて思っていました。
しかし、2時間かけて帰宅し、パソコンにSDカードを読み込んだ私は絶句しました。
一眼レフで撮った写真が、下手すぎる…!
どれくらい下手だったか
千枚田

とにかく暗い。
千枚田に着いたあたりでいい感じに雲が晴れて、太陽が出ていたのですが…
気持ちのいい初夏の様子はこの写真からは伝わってきません。
おいしいごはん

一見そこまで悪くない感じがしますが、全然ダメなんです。
これ以上後ろに下がれない。これが一番「引き」の状態。
4人前の定食を注文し、テーブルいっぱいに広がっていたのですが、その全貌を収められない。
海鮮丼すら見切れてる。
おまけにピントも合ってない…?
一眼での撮影は諦め、iPhoneに持ち替えました。
(同行者が良いカメラを持って来ていて、代わりにたくさん撮ってくれたので助かりました。)
朝市通り周辺

これは火事で燃えた電柱の下の方だけが燃え残って、「本町通り」というプレートが傾いている、大変象徴的な被写体です。
実物は色も形も禍々しく、ものすごい存在感があったのですが、すこんと真っ白に抜けた空のせいか、軽い印象の写真になってしまいました。
すごく悲惨で、大切で、重たいものだということが、この明るい写真では全然伝わりません。
以上、特に下手くそだった写真3選でした。
たくさん撮ったので、加工すれば使えるものも多少はありましたが、ほとんどは残念な写真。
わたしがこの日、大変なショックを受けたことは言うまでもありません。
カメラとレンズ、あんなに重かったのに、iPhoneで撮った写真のほうがよっぽど良いなんて…
カメラを習得する必要がある
その後、わたしのなけなしのPhotoshop技術によってなんとか見せられるかたちに編集が完了し、コンテンツの発信がスタートしました。
初回取材時は決まっていませんでしたが、編集する過程で方向性が定まり、写真と文章をメインに発信していくことになりました。
(動画は流れていってしまいますが、写真は自分のペースで何度でも見返したり、文章と照らし合わせて噛み締めることができるからです。)
また、今後は月に一度程度のペースで輪島に同様の取材に行くことが決まりました。
しかし、こんなレベルの写真では到底輪島のお役に立てる自信がありません。
でも、なぜ上手く撮れなかったのかがわからない。
どうすれば上手く撮れるのかもわからない。
撮っていた時、カメラの設定はオートだったのか、そうでないのかもわからない。
(普通そのくらいは分かって撮れよと思いますよね。)
スマホと違って、ただシャッターボタンを押すだけでは、カメラという機械は使えないんだということをやっと理解しました。
インターネットで「一眼レフ 使い方」などと検索すると、膨大な情報がヒットしましたが、なぜ上手く撮れなかったのかを知るための答えには自力では辿り着けそうにありません。
そこで「金沢 写真 教室」で検索すると、マンツーマンでカメラを教えてくれる教室がいくつか出てきました。
いいなと思って受講料を確認すると、どれもまぁなかなかの金額。
半ば諦め気味に次々とスクロールしていくと、1件破格の教室が現れました。
某新聞社のカルチャーセンターで月に2回講座が受けられる教室。
月2回のレッスンで、受講料 ◾︎,◾︎◾︎◾︎ 円(/月)。←破格すぎるので伏せます。
しかも体験受講は500円。
そして次のレッスン日は明日!
前日予約でいけるのかな?と不安に思いつつ、オンラインフォームから体験受講を申し込みました。
これは、私がカメラ音痴を克服するまでの物語(見込み)です。
翌日、恐る恐る向かった体験受講は…?
(これ書き始めちゃったから、克服するまで頑張るしかない。)
つづく
一眼レフを持ち腐れていたわたしが、カメラ音痴を克服するまでの記録は「カメラ」にまとめています↓
