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秋色のペンとインクで|やわらかな言葉のひびきに身を浸してほっと一息

お彼岸を前に
ようやく陽の光が秋色をおびて
朝晩、少しだけ涼しくなってきました。
日本全国、こんなにもみんなで秋の訪れをまちわびた年も珍しいのではないでしょうか。

皆さま、残暑のおつかれ出ていませんか。

セーラー万年筆「四季織」シリーズ

秋になったら使いたくて大切にしまっていた
「橡(つるばみ)」という名前のインク。

調べると、

どんぐりの古名。

黄色を含んだ茶系の色で、
どんぐりを煮て染料にしたときの色を
「つるばみ色」という。

なるほど〜!
聞き慣れない色名だと思っていたけど、
これはどんぐりの色だったのか。

セーラー万年筆 ランコントル・マロン

四季織シリーズの「つるばみ」に合わせて選んだのは、マロンと名づけられた、こちらもしっとりとした秋色の万年筆。

何を書こうかなぁ、と本棚に向かって言葉を探していたら、山頭火の俳句に心がひかれました。

◾️こころすなほに御飯がふいた

◾️こころすなおにごはんがふいた

「こころすなほに」
の何もかもを包みこむあったかい表現
すてきだなぁ。

素直を「すなほ」って表記したときの
優しい感触
書いてるだけで、自分の手も目も喜んでるなぁ。

決して正しい美文字とはいえない
軽い書になってしまったのですが
そんなことは忘れて、今日の自分の文字をまるっと愛そう🤎
書き終わった頃、気分がすっきり冴えていました。


お米にまつわるあれこれ
政局の揺れ
国際情勢の揺れ
…どんな情報をキャッチしたとしても
私たちにできることの最小単位は

「私の今日一日を大切に扱う」。

きっと種田山頭火も
激動の人生のかたわら
一瞬の美しいリアルを
言葉を使って切り取ることで
滋養を得ながら生きていたのではないでしょうか。


鉛筆一本

紙切れ一枚

そして好きな文字を一粒。

日本語を、手を使って書く、ということの
ゆたかな恵みに
身も心もゆったりと浸かるぜいたくな時間。

忙しい毎日だからこそ
ちょっと立ち止まる心のゆとりを
作っていけたらなぁと思っています。

我が家のどんぐり(コナラ)の木
今年は実をびっしりつけて、すくすく成長中🐿️



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