あなたの業務にもある「別の職種でも活かせる力」の見つけ方
「自分の経験は、今の職種でしか使えない」
そう思っていませんか。
私もそうでした。
今回、自分の経験を改めて整理したことで、別の職種にも適用できるポータブルスキルとして再確認できた。
1.ジョブ・カードを作る意味
ジョブ・カードを作る目的の一つは、これまでの経験を振り返り、自分のポータブルスキルを見つけることにあります。
どんな業務に携わってきたのか。
その中で、どんな力を使い、相手や組織に何を提供してきたのか。
そこを言葉にできれば、
「自分は、どんな価値を提供できるのか」
これが見えやすくなります。
転職するにしても、今の組織で働き続けるにしても、今後のキャリアを考えるための土台になる。
私自身、ジョブ・カードを作りながら、それを確かめています。
2.私の場合──運用相談で培った「意思決定支援力」
私の場合、前職で1,000件以上の資産運用相談に対応してきました。
そこで行っていたのは、商品を勧めることではありません。
1.シミュレーションツールでお客様自身のリスク許容度を確認する。
2.その結果をもとに資産配分を考え、商品資料を見ながら具体的な運用商品を選んでいただく。
3.運用開始後も定期的に結果を確認し、必要なら見直す。
最終的なゴールは、お客様自身が情報を確認し、自分で判断できる状態になることでした。
振り返ってみると、私が積み上げてきたのは、単なる「運用相談の経験」ではありません。
相手が自分で意思決定できるように支援する力でした。
これは、キャリアコンサルタントとしてクライアントの意思決定を支援する場面にも転用できます。
3.あなたの仕事にもある「意思決定支援力」
「意思決定を支援する力」は、特別な仕事だけで使うものではありません。
例えば、会議資料を作るとき。
情報を並べるだけではなく、論点を整理し、
「何を決める会議なのか」
「判断に必要な情報は何か」
「決まった後、誰が何をするのか」
まで分かる資料にする。
お客様への提案資料も同じです。
商品やサービスを説明するだけではなく、相手が必要な情報を理解し、納得して判断できる状態をつくる。
こうして仕事を振り返ると、
「資料を作った」
「説明した」
という日常業務の中にも、「意思決定支援力」というポータブルスキルが隠れている。
まずは、自分が相手のどんな判断や行動を支えてきたのかを振り返る。
そこから、自分の強みが見えてきます。
次回予告
次回も、ジョブ・カード様式2を使って、自分の経験を掘り下げます。
毎回別のポータブルスキルを取り上げ、
日常の業務を、どう強みとして言語化するのか。
具体的に考えていきます。
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