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マドリードのアトーチャ駅

スペインで一番印象的な駅は、首都マドリードの南に位置し、南部セビリアを訪れたときに何度か利用したアトーチャ駅です。ここから、スペイン高速鉄道AVEの他に、長距離列車と郊外を結ぶ近郊列車が発着します。今日は、珍しい待合室があるアトーチャ駅を紹介します。

アトーチャ駅は19世紀末に建設されたマドリードで最初の鉄道駅で、スペイン国有鉄道RENFEが運営しています。1992年に、マドリードと南部のセビリア、コルドバを結ぶAVEの開通のために、大規模な改修工事が行われました。

AVEは最高速度およそ300キロで、一等と二等座席があります。AVEという言葉には、高速鉄道の他に鳥という意味があり、シンボルマークになっています。遅延がないことを誇っていますが、60分以上遅延した場合、50%、90分以上は100%の払い戻しがあります。

アトーチャ駅の待合室

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ヨーロッパの鉄道駅は高いドーム型の屋根が特徴です。アトーチャ駅の切符売り場近くのプラットフォーム跡に、土産物売り場、カフェ、待合室ができ、高い天井を背景に大きな植物園が作られました。ここはとても癒される場所です。私は、緑の中で、のんびりとコーヒーを飲みながら、店を冷やかしながら、出発までの時間を過ごしました。

AVEに乗るには、空港と同じ手荷物検査があります。その後エスカレーターかエレベーターでプラットフォームに降りると、列車のドア前で女性の客室乗務員が出迎えてくれます。

スペイン高速鉄道AVE
AVEの車両内

             
とは言え、日本とは違う点があります。配られたイヤフォンが壊れている、席にあるテーブルの上にあるランプがつかない、トイレの手洗いの水が出ないというように、どこかが壊れているのです。

セビリアからマドリード行きのAVEに乗ったとき、15分ほど遅れたのですが、マドリードに到着したのは、見ていた映画の結末のところでした。つまり、一番見たかった結末を見逃してしまったのです。でもスペイン人はあまり気にせず、列車の旅を楽しんでいます。

かつてアトーチャ駅には悲惨な出来事がありました。2004年3月11日、アトーチャ駅につながる4つの路線で10回の爆発が起こり、およそ200人の犠牲者が出ました。大規模なテロ事件でした。爆発が起きた列車に乗り合わせた乗客の肉声がテレビで繰り返し流され、事の恐ろしさが伝わってきました。

当初当時スペインに存在したテロ組織ETA(バスク祖国と自由)の仕業と思われましたが、イスラム過激派アルカイダが犯行声明を出しました。原因は、アスナール元首相がアメリカを支持して、イラク戦争への参加を表明したことでした。その後アトーチャ駅で、毎年この日に犠牲者を偲ぶ記念式典が行われてきました。

現在AVEはバルセロナ、マラガ、バレンシア、グラナダに路線を拡大しています。

世界遺産 セビリアのアルカサル


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