同じ出来事でも、受け取る意味は同じじゃない――あなたのこころは、どう受け取っている?
今日、過去につながるある知らせを耳にして、こころがざわつきました。
もう前を向いていたつもりだったのに、
「もっと早かったらよかったのに」
そんな気持ちが、ふっと出てきました。
相手にも事情があったと思う。
誰かだけが悪かったとも思わない。
それでも、すっきりしない。
「私、まだこんなふうに思っていたんだ」
自分でも少し意外でした。

ふと、ある夫婦の話を思い出しました。
妻には、ずっと大切にしていた夫の言葉がありました。
苦しかった時期に言ってくれた、
「二人なら、なんとかやっていけるよ」
という言葉です。
何年も経ってから妻がその話をすると、夫は、
「そんなこと言ったっけ?」
覚えていませんでした。
妻はショックを受けます。
自分にとっては、ずっと大切だった言葉だから。
でも夫は、
「覚えていないけれど、あの頃の自分なら、本当にそう思っていたと思う」
と言いました。
「覚えていない」=「大切ではなかった」
とは限らなかったのです。

同じ出来事でも、
人によって受け取る意味は違います。
そして私たちは、相手の言葉や出来事を、そのまま受け取っているわけでもありません。
これまでの経験や、傷ついた記憶、
大切にしているものや、わかってほしかった気持ち。
いろいろなものを通して、受け取っています。
では、今日の私はどうだったのだろう。
気持ちノートに書いてみました。

返ってきた言葉を読んで、ひとつ気づいたことがありました。
私は、出来事にモヤモヤしていただけではなく、
「良かったと思えない自分は、おかしいのでは?」
と、自分の感じ方まで責めようとしていたのです。
そこに気づくと、少しだけこころに余白ができました。
でも、もうひとつ問いが残りました。
なぜ私は、この出来事をこんなふうに受け取ったのだろう。
同じ言葉でも、安心する人もいれば、傷つく人もいる。
すぐに忘れる出来事もあれば、何年経ってもこころに残る出来事もある。
その違いは、どこから生まれるのでしょう。
性格でしょうか。
考え方の癖でしょうか。
それとも、これまでの経験なのでしょうか。
こころの整理は、
「気にしないようにすること」でも、
「前向きに考え直すこと」でもなく、
自分のこころでは何が起きているのかを知ること
から始まるのかもしれません。
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「では、私のこころでは何が起きている?」
と、自分自身の出来事を振り返れるようにしています。
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