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happy_lynx6659
ここにいるよ
久しぶりのお休み。
押し入れを整理しました。
いつの間にか乱雑になった本たちがかわいそうで、
部屋中に広げていると、いろんな思い出や宝物に、また会えました。
ここにいたんだね。
幼いあの子たち。若いころのわたしたち。
そして、noteの町の忘れ形見のような、小さなフォトブックたち。
その宝箱の中に、あの一冊がありました。
「さちの言の葉」
A4の上質紙に印刷され、きれいなカットが添えられ、クリップで留められただけの、飾らない一冊です。
あの日、この本は羽が生えたように、わたしのところへ飛んできました。
「きたよ。」
そう微笑んでくれたような気がして、その時のことを今も忘れられません。
あるかたが懸命に編んでくださった、一冊の本。
「元気でいますか?」
「だいじょうぶ?」
「寂しくない?」
きらびやかな装いではなく、素顔のままで、そっとそこにいました。
「ここにいるよ。」
あのころ、見知らぬnoteの町で出会い、言葉を交わし、街角の公園に咲いていた沈丁花の甘い香りを、一緒に感じていたことを、あなたは覚えているでしょうか。
夏の夜。雨上がりの夕暮れ。
何度も開いた言の葉たち。
そして、ふと思いました。
これは、あなたのお返事だったのかな。
「本になったら いいのにな」
あなたは、このいとしいものたちを覚えているでしょうか。
