[ 140字小説 ]寝て待つあたし
あたし:
「今日の放課後、ちょっと待っててくれないか?」
休み時間にアイツに言われた。委員会で遅くなりからってことらしいんだけど、あたしはアイツがなんの委員会に所属しているか知らなかった。
「いいよ、待ってる」
「悪りいな」
珍しく手を合わせて、ぺこりと頭を下げた。なんだろ、デレたな。
アイツ:
「あいつ……」
委員会が終わって教室に戻ると、自分の席でアイツが眠っていた。ダメじゃないが、自分もこう見えていたんだろうなと思った。
「おい、起きろ」
オマエの頭を叩く。ひとつも遠慮はない。
すぐに目を覚ましたオマエは目を擦りながら身体を伸ばした。
「おかえり、お疲れさま」
なんか嫌だな、オマエにお疲れさまとか言われたんだが。
なんで、おかしいって。
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