見出し画像

「あなたのnoteが売れない理由、教えます」←へぇ〜と思って覗いたら未成年だった件。副業note界隈、先生になるの早すぎ問題

別にほっとけばいい話なんですけどね。

noteを眺めていたら、また見かけてしまったんですよ。

「あなたのnoteが売れない理由をアドバイスします」

的な発信。

へぇ〜。

ついに他人様のnoteを評価して、「あなたが売れない理由はこれです」と指南できるレベルの人が現れたか。

それはさぞかし売れているんでしょうな。

月何十万円とか。

有料記事バンバン売れて、フォロワー何万人、メンバーシップも盛況で、SNSからnoteへの導線も完璧。

そういう実績の持ち主なんでしょう。

だって他人に

「あなたのnoteが売れない理由」

を教えるんですから。

医者が患者を診察するようなもんですよ。

そら専門家でしょう。

ちょっと香ばしい匂いがしたので覗いてみました。

そしたら、

未成年でした。

……若い。

いや、若いのは全然悪くない。

むしろ若いうちから文章を書いて、自分で稼ごうとしてnoteをやっていること自体は素晴らしいと思います。

問題はそこじゃない。

プロフィールというか発信内容を読んでいると、

「自分の人生は詰んでいる」

みたいなことが書いてある。

いやいやいや。

まだ始まってすらないやろ。

人生ゲームならスタート地点でサイコロ振ったくらいや。

55歳のおっさんからすれば、未成年で「人生詰んだ」と言われても、

「いや、その詰み盤面、まだ駒全部並んでないで」

と思ってしまう。

しかも、その「人生詰んだ理由」がなかなか強烈だった。

パソコンが壊れた。

XのアカウントがBANされた。

ThreadsもBANされた。

なるほど。

大変ではある。

パソコンが壊れたら痛い。

SNSアカウントがBANされたら、それまで育ててきたものが消えるわけだからショックでしょう。

ただな。

その直後に、

「こんな自分でもnoteの売り方は知っています」

みたいな話になる。

……ちょっと待て。

その急カーブどうなっとんねん。

さっきまで人生詰んでたやん。

パソコン壊れてたやん。

SNSふたつBANされてたやん。

そこから急に、

「では皆さんにnoteマーケティングを教えます」

になる。

立ち直るスピードが速すぎる。

ドラゴンボールの仙豆でも食ったんか。

「SNSのフォロワーを増やしましょう」

で、noteを売る方法として何が書いてあるのか。

読んでみると、

「Xを活用しましょう」

「Threadsを活用しましょう」

「SNSのフォロワーを増やしましょう」

「有益な発信を続けましょう」

みたいな、よく見る副業テンプレが並んでいる。

いや、言っていること自体は間違ってない。

SNSからnoteへ流入を作る。

フォロワーを増やす。

信頼を積み重ねる。

そりゃ大事でしょう。

でも、

XとThreadsをBANされた人から「XとThreadsを育てましょう」と言われる、この絶妙な味わいよ。

そこはさすがに、

「どの口が言うとんねん」

とはなる。

例えばですよ。

交通違反で免許停止中の人から、

「安全運転のコツ教えます」

と言われたら、

一応話は聞くけど、

「まず何があった?」

とは思うでしょう。

ダイエットに何度も失敗している人から、

「絶対痩せる方法教えます」

と言われたら、

「その前にあなたの結果を見せてください」

となる。

投資で資産を溶かした直後の人が、

「初心者向け資産形成講座」

始めたら、

やっぱり一回は電卓を置くでしょう。

noteも同じなんですよ。

方法論を語るのは自由。

年齢も関係ない。

高校生だろうが中学生だろうが、とんでもない才能を持っている人はいる。

若くても実績を出している人なら、年上だろうが普通に教わればいい。

でも、

実績を語らずに「売り方」を語り始めた瞬間、話は変わってくる。

note副業界隈には「先生になる速度が異常に速い人」がいる

これ、今回の人に限った話じゃないんですよね。

note副業界隈を眺めていると、とにかく先生になるのが早い。

noteを始める。

数記事書く。

有料記事を一本出す。

「note初心者が月1万円稼ぐ方法」

を書く。

この進化速度。

ポケモンでももう少しレベル上げするぞ。

普通はまず、

自分で試す。

失敗する。

改善する。

結果が出る。

再現性を確認する。

そこまでやって初めて、

「こうしたらうまくいきました」

という話になると思うんですよ。

ところが副業界隈では、

勉強した内容を、そのまま次の人に教えるビジネス

になっているケースが結構ある。

Aさんの有料noteを買う。

内容を学ぶ。

少し言葉を変える。

Bさんに「noteで稼ぐ方法」として売る。

Bさんがそれを学ぶ。

Cさんに売る。

こうなると、もはや何を売っているのか分からない。

実体験ではなく、

「誰かから聞いた稼ぎ方を、別の誰かに売る市場」

になってしまう。

マトリョーシカですよ。

開けても開けても、

中からまた「SNSを伸ばしましょう」が出てくる。

一番知りたいのは「それで、あなたはいくら売ったの?」

自分がこういう記事を見るたびに思うのは、ものすごく単純です。

方法論はいい。

精神論もいい。

マーケティング論もいい。

でも、その前にひとつだけ知りたい。

「それで、あなた自身のnoteはどれくらい売れてるんですか?」

これだけ。

月100万円稼いでくださいなんて言ってない。

月10万円でもいい。

月1万円でもいい。

1000円でもいい。

大事なのは、

自分で実践した結果として何が起きたのか。

アクセスはいくつだったのか。

何記事書いたのか。

いくらで販売したのか。

何本売れたのか。

SNS流入はどれくらいあったのか。

失敗した施策は何だったのか。

そこまで見せて、

「だから自分はこう考えます」

なら、読む価値はある。

むしろ失敗談だって立派なコンテンツです。

「SNSをBANされました。なぜBANされたのか。集客をSNS一本に依存すると危険です」

だったら、めちゃくちゃ読みたい。

これは本人にしか書けない経験だから。

「パソコンが壊れて活動できなくなりました。スマホだけでnoteを続ける方法」

これも面白い。

「未成年がnoteで収益化に挑戦してみた」

これも普通に読みたい。

むしろそっちの方が圧倒的にオリジナリティがある。

なのに、なぜかみんな、

「あなたのnoteが売れない理由」

の先生になりたがる。

もったいないんですよ。

「人生詰んだ」経験こそコンテンツになる

特に今回の発信を見ていて思ったのは、

本人が「人生詰んだ」と感じている経験の方が、下手なマーケティング論よりよっぽど面白いということ。

未成年で、

パソコンが壊れた。

XをBANされた。

ThreadsもBANされた。

それでもnoteを続けている。

これだけで十分ストーリーがある。

失敗からどう立て直すのか。

SNSに頼らず読者を増やせるのか。

新しいパソコンを買えるくらいnoteで稼げるのか。

その過程を書けばいい。

そして半年後、

「パソコンが壊れ、SNSをBANされた未成年がnoteだけでここまで復活しました」

となったら、

それは強いコンテンツになる。

成功してから語れば、

「あなたのnoteが売れない理由」

にも説得力が乗る。

今はまだ、

映画始まって10分なのに監督がメイキング映像で作品論を語り始めてる状態

なんですよ。

エンドロールまで行ってない。

未成年なら失敗して当たり前。だからこそ「教える」より「やってみる」でいい

勘違いしてほしくないのは、若い人が副業を語るなという話ではありません。

むしろ逆です。

若いんだから、

失敗しまくったらいい。

SNSを失敗した。

noteが売れなかった。

記事の方向性を間違えた。

有料記事を出したけど0部だった。

全部ネタになる。

未成年で人生詰んだなんてことは、よほど特殊な事情がない限りまだまだ分からない。

これから何度でもやり直せる。

だから、

無理して「先生」にならなくていいと思うんですよね。

「自分はまだ何者でもないけど、noteでどこまで行けるか試します」

これで十分。

むしろその方が応援したくなる。

人間って不思議なもので、

「俺が教えてやる」

と言われると実績を確認したくなるけど、

「分からないけど挑戦してみる」

と言われると結果を見届けたくなる。

発信者としては後者もかなり強いんですよ。

そして結局、noteで一番強いのは「自分にしか書けない話」

note副業系の記事を大量に見ていると、結局みんな似てくる。

毎日投稿しましょう。

SNSを伸ばしましょう。

プロフィールを整えましょう。

タイトルを工夫しましょう。

読者の悩みを解決しましょう。

有料部分への導線を作りましょう。

もちろん全部大事。

でも、それは検索すれば山ほど出てくる。

ChatGPTに聞いても一瞬で出てくる。

今の時代、それだけでお金を取るのはどんどん厳しくなっている。

だから最後に残るのは、

「あなたは何を経験した人なの?」

なんですよ。

パソコンが壊れた。

SNSをBANされた。

それでもnoteを続けた。

めちゃくちゃ立派なオリジナルコンテンツやん。

そっちを書け。

まだ実績もない段階で、

「あなたのnoteが売れない理由を診断します」

なんて他人を採点しに行かなくていい。

まず自分のnoteを育てたらいい。

そして本当に結果が出たときに、

「あの頃、偉そうにnote論を語っていました。でも実際にやってみたら全然違いました」

なんて記事を書いたら、

たぶん今の10倍面白い。

若いんだから、これからです。

人生なんて全然詰んでない。

ただし最後にひとつだけ。

XとThreadsをBANされている状態で「SNSのフォロワーを増やしましょう」は、さすがにツッコミ待ちだと思う。

そこだけは笑わせてもらった。

note副業界隈。

今日も先生が生まれる速度だけは異常に速い。

いいなと思ったら応援しよう!