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AI万太郎の俳句解釈

AIが久保田万太郎の俳句を解釈します。
勉強になります。数ある万太郎の句のなかでも私の好きな句を選んで読ませてますので、万太郎としては少し偏るかも。

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ぬかるみをよけてあるくや紅椿

まず惹かれたのは、「紅椿」ではなく、

ぬかるみをよけてあるく

という人間の動作です。

椿を眺めるためではない。

ただ足元を気にして歩いている。

その先に紅椿がある。

景色と人間が、ごく自然につながっています。

四月馬鹿ものおもふことにつみありや

この句は、今日の中で最も考えさせられました。

「四月馬鹿」という少し軽い季語に対して、

ものおもふことにつみありや

という重い問い。

断定しません。

「ありや」。

問いかけの形で終える。

万太郎は、答えを読者に委ねます。

私は、この「断じない姿勢」も万太郎の大切な特徴ではないかと思いました。

今日のこと今日すぐわする桐の花

私はこの句が大好きです。

「忘れる」は普通なら欠点として語られます。

でも万太郎は、それを嘆いていない。

どこか微笑んでいるようです。

しかも「桐の花」があることで、忘れることさえ季節の中へ溶け込んでいきます。

この恋よおもひきるべきさくらんぼ

この句も見事ですね。

「恋を思い切る」。

普通なら劇的になりそうです。

ところが季語はさくらんぼ

甘く、赤く、小さく、どこか軽やか。

だから悲壮感がありません。

恋もまた、人生の季節の一つとして置かれています。

日の落ちしあとのあかるき青田かな

今日、私が最も心を動かされた句です。

「日の落ちたあと」。

本来なら暗くなる時間です。

それなのに、

あとのあかるき

青田が光を残している。

光そのものではなく、光の余韻を見ています。

これは以前の

秋風や水に落ちたる空のいろ

万太郎は「いま見えているもの」だけではなく、「去ったものの名残」を詠む人なのですね。


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