作家になれない人がやっている3つの勘違い|『あなたも作家になれる ― 才能より大事な20のこと』 第8章
こんにちは、本田健です。
新しい有料記事シリーズ
『あなたも作家になれる ― 才能より大事な20のこと』
をスタートしています。
この有料記事は、単発では880円でお読みいただけまが、
全20本をまとめたマガジン
『あなたも作家になれる ― 才能より大事な20のこと』
としてもご用意しています。
マガジンは8,800円で、20本すべてをお読みいただけます。
単発で20本読むと17,600円になりますので、
続けて読みたい方には、マガジンでのご購読がおすすめです。
(毎週火曜日と金曜日の18時に更新)
▼マガジンの購入はこちら
それでは、第8章を始めましょう。
第1巻 あなたも作家になれる ― 才能より大事な20のこと
第8章 作家になれない人がやっている3つの勘違い
書きたい気持ちを持ちながら、
最後の最後で書き始められない人がいます。
書き始めても、
すぐにやめてしまう人も多いです。
彼らに共通しているのは、
いくつかの「勘違い」を、無意識のうちに抱えていることです。
この章では、書く人として歩み出すために、特に手放すべき3つの大きな勘違いを取り上げます。
あなたもそのどれかに、当てはまるかもしれませんね。
【勘違い1】1. 「完成してから出す」が、最大の落とし穴
作家になれない人がやっている、一番多い勘違いから始めましょう。
それは、「完成してから世に出す」という発想です。
一見、当たり前に聞こえるかもしれません。
けれど、この発想こそが、書きたい人を「書かない人」のまま終わらせる、最も多い原因なのです。
「もう少し直してから」
「もっと納得できるレベルになってから」
「自分でも自信が持てるようになってから」
——こうやって書いたものを引き出しに溜め込み続ける人を、私は何人も見てきました。
中には、十年以上、一度も外に出していない原稿を抱えている方もいます。
十年です。
十年あれば、本一冊どころか、何冊分も書けたはずの時間です。
ところが、書く人として歩んでいる人たちは、まったく逆の発想をしています。
「完成」を目指すのではなく、「とりあえず出してしまう」のです。
下手でもいい、未完成でもいい、恥ずかしくてもいい。
まず出す。
そして、出した後で、自分が書いたものを客観的に見て、次の改善につなげる。これを繰り返している。
なぜこの差が生まれるのか。
それは、「完成」というものが、書く前に思っているほど明確には存在しないからです。
書いたものは、見るたびに直したくなる。
今日完成だと思った文章も、一週間後に読めば直したい箇所が見つかります。
一年後に読めば、もっとたくさん見つかって、恥ずかしすぎて読めないぐらいです。
完成という基準を求める限り、永遠にゴールはやってきません。
出さなければ、その文章は永遠に「未完成のまま死蔵」されます。
出してしまえば、たとえ未完成でも「世に存在するもの」になります。
この差は、見た目以上に大きい。
書く人として生きていきたいなら、「完成主義」を、今日きっぱりと捨ててください。
そして、もう一つ厳しい事実を伝えておきます。
「完成してから出そう」と思っている人ほど、実は心の奥で「失敗するのが怖い」と感じています。
完成主義は、慎重さに見えて、その正体はしばしば「逃げ」です。
完璧でないものを世に出して、評価されないのが怖い。
だから「もっと直してから」と先延ばしにする。
けれど、書く人として生きていくなら、その怖さと一度向き合う必要があります。
怖さを抱えたまま、それでも出す
——これが、書く人の本当のスタート地点です。
【勘違い1】2. 「下手なものを出す勇気」が、書く人の本当の力
ここから先は

あなたも作家になれる — 才能より大事な20のこと
「いつか本を書きたい」そう思っているあなたへ。 文章力、肩書き、特別な経験がなくても大丈夫。 このマガジンでは、著書は900万部を超え、世…
