高卒認定から大学受験へ
―「諦めない」という選択がくれた未来―
■問題:止まりかけた夢
退学してから夏までは、完全に引きこもり状態
みんなは高校3年、私は何にもない、取り残されたと塞ぎ込む娘
大学入試へ
その道のりは決して平坦ではありませんでした。
勉強のペースがつかめず、心も体も揺れ動く日々。
一度止まった夢を、もう一度動かすには大きな勇気が必要だったのです。
■原因:不安という影
「もう一度、受験に向かっていいのかな」
「どうせ私なんか、また途中で…」
そんな言葉が娘の口からこぼれることもありました。
焦る私がかけた励ましの言葉さえ、時にはプレッシャーになってしまう。
親として、できることは何だろう。
それが、もどかしくてたまりませんでした。
■解決:小さな“できた”を積み重ねて
それでも娘は諦めませんでした。
夏から、やっと
一問ずつノートに向かい、わからない問題に印をつけ、
「今日は昨日より少しできた」と、笑顔を見せる日が増えていきました。
完璧を目指すのではなく、「昨日の自分より前へ」。
それが、娘の新しい戦い方でした。
模試を受けると、1年間半、勉強していなかった事を突きつけられ、涙する事も何度もありました。
■再問題:結果という現実
試験当日。
会場へ向かう娘の背中を見送りながら、
私は心の中で何度もつぶやきました。
「ここまで来られただけ充分。結果がどうであれ、あなたはもう立派だよ。私の誇り」
けれど、合否を待つ時間はやはり不安でした。
心が落ち着かなかったのです。
■再解決:涙の意味が変わった日
そして
合格通知が届きました。
通知を見た瞬間、娘は声をあげて泣きました。
私も一緒に泣きました。
それは、
“終わりの涙”ではなく、“始まりの涙”でした。
結果よりも、挑戦するその姿こそが、私にとって何よりの宝物でした。
■まとめ:諦めないことの意味
振り返れば、この3年間は順調とは程遠いものでした。
けれど、娘も私も“諦めないことの意味”を知った時間だったと思います。
もしあの日、退学を「終わり」としか見られなかったら、
この涙も、この景色も、きっと見られなかったでしょう。
立ち止まってもいい。
歩みが遅くてもいい。
諦めない限り、道は必ず続いていく——
娘の背中が、今そのことを教えてくれています。
