ミリオンダラー・ドロップ
今日は、世界の悲しみの色が濃い。
誰かの怒りの奥には、「本当はこうしてほしかった」が見えてしまう。
優しさの奥に、諦めが見える。
便利になっていく世界に、ときどき「大切に扱われること」だけが置いていかれる気がする。
誰かの悩む呟きに、手が伸びそうになって押さえた。救いたいわけじゃない。
ただその青が美しかった。
抱きしめたかった。
世界は、壊れていない。
たぶん、受信しすぎているだけ。
寝る前の飲み物は
白湯でも、ハーブティーでも、ホットミルクにラム酒でもいい。
温かければ、それでいい。
今日、誰かに向けた小さな優しさを思い出してベッドに横になる。
一雫。
ただ今日は、青が濃いだけだ。

それは一雫
