実は、こういう事がありました。
少し前に、とある人から、ある物を購入した。
その人は、自分自身で工房を持ち、物作りをしている人だ。
ある時、その人から商品の画像を見せてもらい、購入することになった。
金額についても説明を受けた。
その際、私は自分が持っていなかったアプリをダウンロードした。
そこで使えるクーポンや、その他の割引について説明を受け、
『元々の金額よりも、かなり下がった額になる』
という話だった。
私は、その人の言葉を信じた。
そして、品物が入荷され、発送準備ができる段階になったという連絡を受けた。
そこで、ふと疑問が生まれた。
クーポンと割引について、最初に聞いていた話と、実際の内容が違っていたからだ。
「……あれ?」
と思った。
正直、複雑な気持ちはあった。
それでも、私は購入することにした。
その前の段階で、その人から言われていたこともあった。
『しずくさんのような人が着て、商品を宣伝してくれれば、もっと売れるかもです〜』
というような話だった。
その時、胸がザワっとした。
でも、その気持ちは一旦飲み込んだ。
もともと、その商品について記事にして欲しいという話もされていた。
だから私は、単純な商品レビューを書くよりも、少し捻りを効かせた記事を書こうと思った。
そんなことを考えている時に、
『有名になった場合、前から自分は、しずくさんを知ってます、ということになりますし〜笑』
『儲かった分のお金で、またその分、トートバッグやら購入してもらえたら〜』
というような話もされた。
私は、
「え? 歩く広告塔?」
と思った。
自分の商品が売れることを考えている。
それ自体は、物を作って販売している人なのだから、当然のことなのかもしれない。
実際、その人はかなりハッキリしていた。
自分の商品が売れるためなら、かなりハッキリ動く人ではあった。
noteについても、
『ここは記事を読むところではなく、自分の商品を宣伝するところ』
『フォロワーを増やしたり、フォローしまくる人はnoteの住人です〜』
というような考えを、以前から話していた。
『人に対して興味がない』
『他の人の記事にも興味がない』
とも言っていた。
だから、
「ああ、そういう考え方の人なんだな」
とは思っていた。
それは、それでいいと思っていた。
noteにいる理由も、人それぞれだ。
交流を目的にする人もいる。
文章を書くことを目的にする人もいる。
誰かの記事を読むことを楽しむ人もいる。
自分の商品を知ってもらうために利用する人もいる。
それぞれでいい。
ただ、私にも、
『もっと売れてください〜』
というような言葉が向けられるようになってくると、
「ん?」
と思うようになった。
『自分の応援は、記事を読み、コメントすることです〜』
『金銭の絡む応援は、違うと思うんです〜』
という話も聞いていた。
それを聞いた時、
「……え?」
と思った。
私には、少しフェアではないように感じた。
自分は金銭的な応援はしない。
でも、相手には自分の商品を購入してもらい、その商品を宣伝してもらう。
さらに、売れたら、そのお金でまた自分の商品を購入してもらう。
私には、その感覚がよく分からなかった。
もちろん、その人にとっては、それが普通なのかもしれない。
私はその人の考え方を否定したいわけではない。
ただ、私とは少し違うのだと思った。
そして、以前、その人から聞いた話を思い出した。
ある人が私の記事をたくさん読んでくれて、過去記事まで巡回してコメントしてくれていたことがあった。
その話をした時、その人は、
『たくさん記事を書いたり、何度も巡回してコメントする人は、リアルが充実していなくて、ガタガタなんでしょうね〜』
というようなことを言っていた。
『普通に暮らしている人は、時間もなくて、そんなことできませんから〜』
とも。
私は、その考え方にも少し驚いた。
でも、それもまた、
「この人は、そういうふうに人を見るんだな」
と思っていた。
いろんな考え方がある。
だから、その時点では、それ以上深く考えなかった。
ただ、私への注文が少しずつ増えていったこと。
最初に聞いていた話と、実際の条件が違っていたこと。
そして、自分の商品が売れるために、私にもいろいろなことを求められるようになったこと。
それが重なっていった。
そのうち、
『相手の頼み事は聞かないけれど、自分の意見は聞いてほしい』
というようなものが、私には見えるようになってきた。
もちろん、それも私がそう感じただけなのかもしれない。
でも、そう感じ始めてしまうと、以前のようには話せなくなった。
私は、記事を読んだり、コメントしたりすることも、人を応援する一つの形だと思っている。
だから、
「記事を読み、コメントすることが応援ならば、私……これまで、どれだけの人を応援してきたんやろう……(・_・;」
と、ふと思った。
そして、
「生きてる世界・住んでる世界が違う人なんやろうなぁ……(・_・;」
と思うようになった。
その人が悪い、と言いたいわけではない。
その人には、その人の考え方がある。
自分の商品を売るために、できることをする。
それも、その人の仕事なのだと思う。
ただ、
人を使って宣伝する。
自分は何もせずに、
『もっと売れてください〜』
と言う。
そういうスタンスの人と、私はたぶん、合わない。
今回のことで、
「世の中には、本当にいろんな考え方の人がいるんだなぁ」
と、改めて思った。
そんな、最近の出来事でした。
