独り身なら早期退職が実現に近づく。
所帯を持たず、早期に家を建てない選択肢は何をもたらすか。
所帯を持ってマイホームを建てて一人前などという昭和の幻想を捨て去った今は、FIREを夢見るお年頃。あらためて感じた労働と対価の不均衡。
・家を持て。
・子供を作れ。
・車を持て。
・親が成さなかったことを子に託せ。
・親戚付き合いという見栄。
・信心の無い相手方の宗教。
かりそめの家族というものを手放して切り捨てた人生の選択肢を対価に置き換えたら、その額おおむね8,500万円。
内訳:
新築マイホーム 5,000万円
教育費 3,000万円
車数台 500万円
養育費でかかる500万円は今でも必要な経費としても、差引8,000万円が独り身になることで不要になった経費。現在の年収がおおむね500万円だから、8,000万円は16年分の年収に相当する。
現在の日本の労働者階級は定年後60歳~再雇用で65歳くらいまで働き続けることになる。「日本の平均的な家庭モデル」の就職・独立・結婚・子2人・マイホーム・マイカーという 人生よくばりセット が65歳までの労働を前提にできているのだから、ここにかかる8,000万円が要らないなら、65歳までの労働を特別な準備無しでも16年前倒しで労働を終了できる。つまり、50歳くらいから退職を考えるのが自然というもの。
別の見かたをすると、労働者一人が一生で稼げる手取りが2億円と言われているから、その40%が不要になる。
実際には、早期退職したら年金が出る60~65歳までの生活をなんとか回さないといけないし、ダブルインカムなら按分で考えないといけないし、単純に16年早く退職できるわけではない。既に35年ローンでマイホームを実現してからの破綻もありえたわけで、ここで皮算用したことは誰でも再現性があるとはいえないが、推定8,000万円という支出が不要になることが人生に与える影響は大きい。

既婚と独身で浮く費用をAI相手にもう少し掘り下げた。
・夫婦2人+子1人にかかる支出(35年)
居住費 4,500万円 ← 人間関係に配慮した新築注文一戸建て
養育費 2,300万円 ← 公立前提
車 1,500万円 ← ママ友と張り合う車種
生活費 6,800万円 ← 中央値の真ん中
合計 15,100万円
・独身1人にかかる支出(35年)
居住費 2,000万円 ← 中古戸建て
車 500万円 ← 中古軽
生活費 3,900万円 ← 中央値の真ん中
合計 6,400万円
差額 8,700万円。年収 500万円なら17年分以上。昇給を考慮して中央値での給与モデルから推定すると15年(12年~18年のレンジ)らしい。AIと統計を駆使したところで概算と同じだった。
これは専業主婦モデルか正社員夫+パート主婦の平成前期モデルを前提にしてるから、夫婦同じくらいのダブルインカムとか、パワーカップルとの比較だと事情は違うだろう。とりあえず独身なら15年早めるくらいまでなら早期退職を考えても良いんだなって思った。
