たった1分、腕を振るだけ。中国の養生法「スワイショウ」
「運動する時間がない」は、もう言わない。
たった1分、腕を振るだけ。中国の養生法「スワイショウ」
腕を振るだけで、運動になる?
「そんな簡単なことで?」
そう思うかもしれません。
でも、忙しい毎日の中で大切なのは、
「完璧な運動をすること」ではなく、
まず、体を動かすこと。
今回ご紹介するのは、中国の気功・養生法のひとつ、
「スワイショウ(甩手)」です。
特別な道具は必要ありません。
広い場所もいりません。
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スワイショウって何?
「甩手(シュアイショウ)」は、中国語で「手を振る」という意味があります。
スワイショウにはいくつかの流派や方法がありますが、代表的なものは、
立つ → 力を抜く → 腕を前後に振る
という、とてもシンプルな動きです。
中国では、こうした腕振り運動が養生法として行われてきました。
ただし、現在一般に「スワイショウ」と呼ばれているものには複数の方法があるため、腕の高さや膝の使い方、回数などには違いがあります。
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まずは基本のやり方
難しく考えなくて大丈夫です。
① 足を肩幅程度に開く
足の裏で床を感じます。
膝はピンと伸ばし切らず、自然にゆるめます。
② 肩の力を抜く
ここがポイント。
「腕を振らなければ」と頑張らないこと。
肩をストンと下ろします。
③ 腕を前後に振る
両腕を自然に前へ。
そして、その反動で後ろへ。
また前へ。
また後ろへ。
リズミカルに繰り返します。
腕は無理に高く上げなくても大丈夫です。
④ 呼吸は自然に
最初は呼吸をコントロールしようとせず、
自然な呼吸で行いましょう。
慣れてきたら、呼吸と腕の動きをゆったり合わせても構いません。
⑤ 最初は1〜3分から
「○回やらなければいけない」という絶対的な回数はありません。
まずは1〜3分程度。
慣れてきたら、自分の体調に合わせて時間を伸ばしていきます。
大切なのは、
回数よりも、力を抜いて気持ちよく続けること。
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スワイショウのコツ
私が特に大切だと思うのは、
「腕だけで振らない」
ということ。
肩や腕だけで勢いよく振るのではなく、
足裏
↓
膝
↓
骨盤
↓
背中
↓
肩
↓
腕
と、全身が自然に連動するような感覚です。
最初は腕を振るだけでも十分。
慣れてきたら、
「体全体がひとつにつながって動いている」
そんな感覚を味わってみてください。
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おすすめする一番の理由
私自身がスワイショウをやっていて、
一番おすすめしたいと感じるのが、
「体幹を意識しやすいこと」 です。
一見すると、腕を前後に振っているだけに
見えます。
でも、腕を振る動きに合わせて体が揺れるとき、
「足元はどうなっている?」
「骨盤は安定している?」
「お腹はどうなっている?」
「背中はどう動いている?」
と、自然と体の中心を意識するようになります。
特に、腕だけを大きく振るのではなく、
足元を安定させて、
膝や骨盤をゆるめながら行うと、
私は体の中心を使っている感覚があります。
私が骨盤ストレッチのレッスンでもスワイショウをおすすめしているのは、このためです。
もちろん、
スワイショウだけで筋力トレーニング
と同じように「体幹が鍛えられる」と
断定することはできません。
でも、
「自分の体の中心を感じる」
という意味では、とてもシンプルで取り入れやすい運動だと私は感じています。
腕を振る。
足で支える。
骨盤を安定させる。
そして、体全体のつながりを感じる。
たった1分でも、
「あ、私の体ってちゃんとつながっているんだ」
そんな感覚を味わってみてください。
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スワイショウにはどんな効果があるの?
ここは、とても大切なので、
伝統的な考え方と科学的な研究を
分けて考えてみましょう。
気功の世界では、
スワイショウは養生法のひとつとして行われ、
身体や呼吸、意識を整える方法として
考えられています。
一方で、
スワイショウそのものについての科学的研究は、まだ限られています。
日本の研究では、スワイショウが自律神経系に
及ぼす影響について調べた研究があり、
スワイショウ中の心拍数の変化などが確認されています。
また、タイで行われた高齢女性を対象とした
ランダム化比較試験では、
スワイショウを週3回、1回40分、
8週間行ったグループで、
姿勢、柔軟性、歩行、認知機能に関する指標などに改善がみられました。
ただし、
「スワイショウをすれば、誰でも同じ効果が得られる」
という意味ではありません。
研究の対象者や運動時間なども異なります。
だからこそ、まずは無理のない範囲で、自分の体に合わせて取り入れることが大切です。
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「血流が良くなる」は本当?
スワイショウについて調べると、
「血流が良くなる」
「血液がサラサラになる」
などの説明を見かけることがあります。
しかし、スワイショウそのものについて、これらを一般的な効果として断定できるだけの十分な研究結果があるとは言えません。
そこで私は、
「腕をリズミカルに動かすことで、全身を使った軽い運動になる」
というところを大切にしています。
健康法だからこそ、効果を大きく見せるより、
分かっていることと、まだ分からないことを分ける。
それも大切なことだと思っています。
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気功では「気」を意識する
スワイショウは、単なる腕の運動としてだけではなく、気功の養生法としても行われています。
気功では、
身体・呼吸・意識
を調和させることを大切にします。
だからスワイショウをするときも、
「何回できた?」
だけではなく、
「今、体はどんな感じ?」
と、自分の内側に意識を向けてみてください。
肩の力が抜けているかな?
呼吸は自然かな?
足の裏を感じているかな?
腕は気持ちよく動いているかな?
そんなふうに、自分の体を観察してみましょう。
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私がおすすめしたい「朝の1分スワイショウ」
朝起きたら、カーテンを開ける。
太陽の光を感じる。
深呼吸する。
そして、
1分間、スワイショウ。
これだけ!
「今日も体が動いてくれている」
そんな感謝を感じながら、ゆっくり腕を振ってみる。
健康法というと、
「毎日30分運動しなければ」
「筋トレをしなければ」
と、頑張る方向に考えがちです。
体を整えることは、体を追い込むことだけではありません。
ゆるめる。
呼吸する。
動く。
感じる。
それも、自分の体を大切にする時間です。
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こんなときにもおすすめ
・長時間座っていたとき
・デスクワークの合間
・朝、体を動かしたいとき
・軽く運動したいとき
・運動習慣を作りたいとき
・ヨガやストレッチの前の準備運動として
など。
ただし、痛みやめまいなどが出た場合は無理をせず中止してください。
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「頑張らない運動」をひとつ持っておこう
スワイショウの魅力は、
とにかく簡単なこと。
腕を振る。
呼吸する。
体を感じる。
たったこれだけ。
でも、毎日の生活の中で少しでも体を動かす習慣を作ることは大切です。
「運動したほうがいいのは分かっているけれど、なかなか続かない」
そんな人は、
まず1分から。
今日から、自分の体に
「ありがとう」
と言うような気持ちで、腕を振ってみませんか?
体を整えることは、
自分自身を大切にすること。
小さな動きから、毎日の健康習慣を始めてみましょう。
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#スワイショウ #気功 #1分運動
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