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「いつか海外に住みたい」と言い続けていたら、いつの間にか40歳が近づいていた。


「いつか海外に住んでみたい」

学生の頃から、そんなことを何度も口にしてきた。

海外旅行が好きだった。英語を話せるようになりたかった。日本とは違う環境で生活して、自分がどこまで通用するのか試してみたかった。

でも、いつも最後にはこう思っていた。

「まあ、いつか行けるだろう」

そうやって、気づけば時間が過ぎていった。

仕事を始めた。

責任が増えた。

生活が安定した。

そして、結婚や子どもなど、自分以外にも大切にしたいものが増えていく。

そうなると、「海外に住みたい」という夢は、少しずつ現実的ではないものになっていく。

「今さら無理だよな」

「家族がいたら難しいよな」

「もっと若い時に行っておけばよかった」

そうやって、自分自身を納得させていく。

でも、本当に諦めたのだろうか。


今の生活に不満があるわけじゃない

ここが、一番難しいところだと思う。

生活には困っていない。

仕事もある。

毎月安定した収入もある。

家に帰れば家族がいる。

休日には家族と出かけて、普通に笑って過ごす。

客観的に見れば、十分幸せな人生なのかもしれない。

だからこそ、「でも海外に行きたい」とは言いにくい。

今の生活が嫌なわけじゃない。

会社を辞めたいほど苦しいわけでもない。

家族を捨てて、自分だけ自由になりたいわけでもない。

それでも。

SNSで海外に住んでいる友人を見ると、少し心がざわつく。

海外移住をした人の記事を読む。

気づけば「海外留学 40歳」「海外生活 家族」で検索している。

そして、スマホを閉じる。

「自分には関係ないか」

そう思いながら。

でも、何度も検索してしまうということは。

もしかしたら、自分の中ではまだ終わっていないのかもしれない。


「いつか」は、意外と早く過ぎていく

僕自身も、海外で生活することをずっと考えていました。

でも、実際に海外へ来たのは20代ではありません。

30代後半になってからです。

日本で仕事をして、生活もしていました。

安定した道を選ぶこともできたと思います。

それでも、心のどこかにあった。

「このまま一度も海外で生活しないまま、人生を終えていいのかな」

という気持ちが。

正直、怖かったです。

もっと若い人たちが周りにいる。

英語も最初から話せない。

学生として学校に通いながら、仕事もする。

日本にいた時のように、すべてができるわけではありません。

39歳で海外に来ても、不安がなくなるわけではなかった。

むしろ、新しい不安はたくさんありました。

「この選択でよかったのか」

「もっと早く来るべきだったのではないか」

「今から何ができるのか」

そんなことを考える日もあります。

それでも、一つだけ確実に言えることがあります。

あの時、行かなかった後悔よりは、行ってみて考える方がよかった。


夢を叶えることと、今の人生を壊すことは同じではない

海外に行きたいと思った時、多くの人は極端に考えてしまいます。

会社を辞めるか。

家族と離れるか。

すべてを捨てて挑戦するか。

でも、本当に選択肢はそれだけでしょうか。

短期留学という選択肢もある。

家族と一緒に海外で暮らす方法を考えることもできる。

仕事を続けながら準備することもできる。

まずは海外へ行って、実際に生活してみることもできる。

大切なのは、いきなり人生を変えることではないと思います。

「無理だ」と決める前に、可能性を調べてみること。

それだけでも、今までとは違います。

夢は、「叶える」か「諦める」かの二択ではない。

今の生活を大切にしながら、少しずつ近づくことだってできるはずです。


40歳が近づいているからこそ、考えてみてもいい

20代なら、「まだ時間がある」と思えるかもしれません。

でも、30代後半になると少し違う。

「いつか」と言っていた時間に、少しずつ期限があることに気づき始めます。

もちろん、40歳から海外に行くこともできます。

50歳でも、60歳でも、新しい挑戦はできる。

年齢だけが理由で、夢を諦める必要はありません。

ただ一方で、人生の時間は無限ではない。

だからこそ僕は、「いつかやる」と言い続けるよりも、一度立ち止まって考えてみる価値があると思っています。

10年後。

もし海外に行かなかったとして。

その時の自分は、今の自分に何と言うだろう。

「仕方なかった」と思えるだろうか。

それとも。

「あの時、一度くらい挑戦してみればよかった」

と思うだろうか。

その答えは、誰にも分かりません。


まだ、諦めきれていないなら

この記事を読んでいるということは。

もしかしたら、あなたも心のどこかで、まだ海外を諦めていないのかもしれません。

別に、明日会社を辞める必要はありません。

家族を置いて海外へ行く必要もありません。

大きな決断を、今すぐする必要もありません。

でも。

「もう遅い」

「家族がいるから無理」

「自分には関係ない」

そう決めてしまう前に。

一度だけ、自分に聞いてみてもいいと思います。

本当は、どうしたいんだろう?

僕も37歳で海外に来ました。

すべてが順調なわけではありません。

不安もあります。

英語も、ビジネスも、人生も、まだまだ挑戦の途中です。

でも、少なくとも今は。

「海外で暮らしてみたい」という昔からの気持ちに対して、何もしなかった自分ではありません。

もしあなたの中にも、昔から消えない「海外に住んでみたい」という気持ちがあるなら。

それは、まだ終わっていない夢なのかもしれません。

「いつか」は、待っていても来ないかもしれない。

だから、いきなり人生を変えなくてもいい。

まずは、その夢をもう一度、自分の人生の選択肢に戻してみる。

そこから始めても、遅くはないと思っています。

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