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note部『娘に学ぶ』

タダでやるほどヒマじゃない!仕事ですから。


私の娘は、フリーのカメラマンをしています。
以前、従兄のTRくんが結婚した時には色々な写真を撮らせてもらいました。


結婚式の前撮り
屋外でのウェディングフォト
両家そろっての結納
そして結婚式当日の挙式や披露宴

その後
妊娠したときにはマタニティフォト
赤ちゃんが生まれたらニューボーンフォト
そして1歳の記念写真まで


こうして並べてみると、ひとつの家族ができていく時間をずっとカメラで追いかけてきたようなものです。


当初、娘はまだカメラマンとして仕事を始めて間もない頃
「撮らせてほしい」
と、娘からお願いした部分もありました。

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撮影した写真をInstagramやホームページに掲載させてもらうことで、娘にとっては実績にもなるし宣伝にもなりました。

だから、撮影料はこちらから請求しませんでした。
とはいえ、叔父や叔母からお礼をいただいたり食事をご馳走になったり。ㅤ
従兄のTRくん夫婦からも、お礼(現金)と食事をご馳走してもらったそうです。


ありがたいことです。


そしてこのたびTRくんの弟のTKくんが結婚することになり、娘に前撮りのウェディングフォトを頼んできてくれたそうです。
親戚づきあいが薄くなった現代、嬉しく微笑ましいではありませんか!

TKくんは仕事関係でも時々娘に撮影の依頼してくれるそうです。
そのときは普通に「見積もりお願い」と言ってくるし、使われないことがほとんどだそう。


ところが今回のウェディングフォトについては、なぜか料金の話が出ないらしく・・・娘が私に言ってきました。
『もしかして、無料で撮ってもらえると思ってるんかな?』

なるほど、お兄ちゃんのときは無料だったと聞いたのかも?
だったら自分も――と思っている可能性は、まあ、ある。


しかしながら、あの頃と今では状況が違います。
あの頃は娘自身が実績を作りたくて「撮らせてほしい」とお願いしました。
現在はホームページもあり、実際にお客さまから依頼をいただいてカメラマンとして仕事をしています。


撮影する時間だけが仕事ではありません。
準備して、移動して、撮影して、写真を選んで、編集して、納品する。
そこには娘が積み重ねてきた技術も、経験も、時間もある。


私は娘に、
『さらっと『料金はこちらです』って添付したら?』
と言いました。
言うまでもなく娘もそうしたようです。


そこで娘が言った言葉が、私は気に入りました。

それで『お金がいるんだったらもういい』ってなったら、それはそれでいい。ただでやるほど暇じゃないから』


おお!素晴らしい。
母、ちょっと・・・いえ、かなり感心感激してしまいました。


身内だから
友達だから
知り合いだから
以前は無料だったから

関係性が入ると、自分の仕事に値段をつけることが急に難しくなることがあります。


「お金のことを言ったら感じ悪いかな」
「これくらいやってあげてもいいかな」

つい、そんなことを考えてしまう。
はい、私自身のことです。


でも、無料にすることと親切にすることは同じではないんですよね。
プロとして仕事として受けているので、技術にも時間にも値段がある。


そして何より、相手が断る自由があるように自分にも無料で引き受けない自由がある。

「この金額ならお願いしたい」なら、喜んで仕事をする。
「お金がかかるならやめておく」なら、それもよし。

そこで相手との関係まで悪くする必要はない。
ただ、条件が合わなかっただけ。
娘はそこを、ずいぶんあっさり線引きしていました。


私はというと――
頼まれたら、つい「いいよ」と言ってしまう。
相手の事情まで勝手に想像して、自分の値段を自分で値切ってしまったりする。

誰も値切ってきてもいない・・・というか、それ以前の問題

セルフ値引き
いちばん儲からない商売です。


改めて娘の言葉が刺さりました。

「ただでやるほど暇じゃない」

これは冷たい言葉ではなくて、
自分の仕事と、自分の時間をちゃんと大切にしている人の言葉なのかもしれません。

いやはや我が娘ながら見事!
母も見習わなければ・・・


~娘の写真はこちらから~

今回書いた娘は、フリーカメラマンとして活動しています。ウェディングフォトをはじめ家族の節目やその人らしい一瞬を写真に残す仕事をしています。


Instagram
https://www.instagram.com/reipic_1025/


HP
https://rei-nishioka-photographer.netlify.app/

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