半年使って分かった。Booking.comとAirbnbはこんなに違った — 民泊開業への道 Vol.63
民泊を始めて半年。
予約の中心として使ってきたのが、Booking.comとAirbnbです。
開業前は、
「どちらも宿泊予約サイトだから、それほど大きな違いはないのでは?」
と思っていました。
しかし半年間、実際にゲストを迎えてみると、かなり違います。
予約の入り方。
宿泊する方の雰囲気。
キャンセル。
メッセージへの反応。
今回は、半年間使ってみて感じたBooking.comとAirbnbの違いを整理してみたいと思います。
予約数はBooking.comが圧倒的
まず一番分かりやすい違いが予約数です。
半年間の感覚では、
Booking.com 8:Airbnb 2
くらい。
圧倒的にBooking.comからの予約が多くなっています。
Booking.comを導入してから予約の入り方が大きく変わったので、集客力の強さは実際に運営していても感じます。
特にBooking.comは、「民泊を探している」というより、
旅行先で泊まる場所を探している
という方が利用している印象があります。
ホテルを探している中に私たちの民泊も表示され、
「この人数ならここがいい。」
と選んでもらっている感じです。
Booking.comは「ホテル感覚」で予約される
Booking.comの宿泊者は、日本人と外国人がおよそ4対6。
外国人の方もかなり利用されています。
ただ、Airbnbとの一番の違いは国籍ではありません。
民泊を利用しているという感覚の違いだと思います。
Booking.comではホテルや旅館と同じ検索結果の中から選ばれるため、ゲスト側もホテルを予約するような感覚で利用しているように感じます。
一方のAirbnbは、もともと民泊を中心としたサービスです。
そのため利用される方も民泊に慣れている印象があります。
セルフチェックイン。
ハウスルール。
ホストとのメッセージ。
こうした民泊特有の仕組みを理解している方が多いように感じます。
同じ宿を販売していても、入口が違えば利用する方の感覚も違う。
これは実際に運営して初めて分かったことでした。
4〜5人の予約が9割以上
一方、Booking.comとAirbnbに共通していることもあります。
それが宿泊人数です。
私たちの宿では、両サイトともに4〜5人での宿泊が9割以上を占めています。
これは開業前に設定したターゲットとほぼ一致しています。
逆に2人程度の宿泊では、ビジネスホテルとの競争になります。
岐阜には価格の安いビジネスホテルも多く、2人だけで利用するのであればホテルの方が便利なケースもあります。
しかし家族4〜5人となると話が変わります。
ホテルでは2部屋必要になることもあります。
家族が同じ空間で過ごせること。
部屋が広いこと。
キッチンや冷蔵庫があること。
ここに民泊の強みが出ます。
半年運営してみて、
「ファミリー・4〜5人」というターゲット設定は間違っていなかった。
これはかなりはっきりしてきました。
ただし宿泊は1泊が多い
宿泊日数については、両サイトとも1泊利用が多いです。
これは嬉しい面もあれば、運営上の課題でもあります。
1泊ごとに、
チェックアウト。
清掃。
リネン交換。
次のゲストへの準備。
が必要になります。
予約件数が増えても、清掃回数も同時に増えるため、必ずしも予約件数だけを追えばいいわけではありません。
今後は繁忙期などに最低2泊の設定を入れるのか。
このあたりも数字を見ながら検証していきたいと思っています。
キャンセルはBooking.comが圧倒的に多い
半年使ってみて、かなり違いを感じるのがキャンセルです。
Booking.comの方が圧倒的に多いです。
当日予約も結構入る反面、直前の動きも大きい。
予約が入ったと思ったらキャンセルになることもあります。
一方、Airbnbはキャンセルが少ない印象です。
理由の一つとして考えられるのが、Airbnbにはホストとゲストがお互いを評価する仕組みがあることです。
もちろん、それだけが理由とは言えません。
ただ、ゲスト側にも過去の利用履歴や評価が蓄積されていくため、Booking.comとは予約に対する感覚が少し違うのかもしれません。
Booking.comは「予約数を取りやすい」。
Airbnbは「予約後が比較的安定している」。
半年間では、そんな違いを感じています。
メッセージはAirbnbが圧倒的にスムーズ
もう一つ、大きな違いがあります。
ゲストとのメッセージです。
これは、
圧倒的にAirbnbの方が反応が良いです。
チェックイン方法を送れば返事がある。
質問をすれば回答が返ってくる。
やり取りが非常にスムーズです。
民泊運営では、対面で受付をしない分、メッセージが重要になります。
その意味ではAirbnbは非常に使いやすいと感じています。
逆にBooking.comでは、なかなか連絡が取れないケースがあります。
Booking.comに掲載している部屋が他の予約サイトへ再販され、Agodaなどを経由して予約が入ってくるケースもあるからです。
そうなると、ゲストとの距離が一段遠くなります。
こちらからチェックインについて連絡しても返事がない。
当日まで連絡が取れない。
そんなこともあります。
予約数ではBooking.com。
コミュニケーションではAirbnb。
この違いはかなり大きいです。
当日予約が入るBooking.com
Booking.comでは、当日予約も珍しくありません。
「今日は空いているから予約は入らないかな。」
と思っていると、突然予約が入る。
これは空室を埋めるという意味では非常にありがたいです。
ホテルを検索する感覚で利用されているため、旅行中にその日の宿を探している方にも見つけてもらいやすいのだと思います。
一方で、当日予約になればこちらも準備が必要です。
部屋の状態。
清掃。
チェックイン案内。
宿泊者名簿。
すぐ対応できる運営体制も必要になります。
予約を増やすだけではなく、急な予約にも対応できる仕組みを作ることも重要だと感じています。
結局、どちらが良いのか?
半年運営すると、
「Booking.comとAirbnb、結局どちらがいいですか?」
と聞かれることがあります。
今の私の答えは、
どちらか一つを選ぶ必要はない。
です。
Booking.comには圧倒的な予約数があります。
当日予約も入り、海外ゲストにも強い。
一方、Airbnbは民泊に慣れた利用者が多く、メッセージもスムーズで、キャンセルも比較的少ない。
それぞれに強みがあります。
だから今後も両方を継続します。
Booking.comだけにする必要もない。
Airbnbだけにする必要もない。
そして最近では、Googleマップからの直接予約も少しずつ入り始めています。
Booking.com。
Airbnb。
Googleマップ。
直接予約。
入口を複数持つ。
半年運営してみて、これが一番大切なのではないかと感じています。
半年前とは見えているものが違う
開業した頃は、
「どのOTAに登録したら予約が入るのか。」
そんなことを考えていました。
半年経った今は少し違います。
それぞれのOTAから、
どんなゲストが来るのか。
キャンセル率はどうなのか。
何日前に予約が入るのか。
連絡は取りやすいのか。
利益はどれだけ残るのか。
こうした数字や特徴を見ながら、販売方法を考える段階になりました。
これからも感覚だけではなく、実際のデータを見ながら、
Booking.comの強みを活かし、Airbnbの強みも活かす。
そんな運営を続けていきたいと思います。
民泊は掲載して終わりではありません。
予約が入った後の数字を見て、比較して、改善する。
半年経って、ようやく「民泊を始める」から「民泊を経営する」に少しずつ変わってきたように感じています。
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民泊は、物件を用意してOTAに掲載すれば終わりではありません。
実際に運営してみると、
どの予約サイトを使うのか
どんなゲストが来るのか
キャンセルは多いのか
メッセージは取りやすいのか
どこで利益を残すのか
など、始めてから学ぶことがたくさんあります。
今回のようにBooking.comとAirbnbを実際に半年使って比較してみると、それぞれの強みが見えてきました。
これから副業として民泊を始めたい方や、「自分にもできるのかな」と考えている方におすすめしたい一冊です。
🌏 Agodaで宿泊施設を見てみる
民泊運営をしていると、Booking.comやAirbnbだけでなく、Agodaなど他のOTAで宿がどのように販売されているかを見ることも勉強になります。

料金、写真、レビュー、キャンセル条件、掲載内容などを見比べると、宿を選ぶゲスト側の視点も分かります。
自分の宿を改善するためにも、実際に旅行者としてOTAを見てみることは大切だと感じています。
いつかやるではなく、今日やる。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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