紙ものを作っていた
紙ものを作っていた。
ZINEフェス福岡に向けての、紙もの。
看板にもなるポスター、お品書き、ポップ、
フリーペーパー、noteのQRコードが載った案内。
それぞれに、役割がある。
どんな人が、どんな本を置いているのか。
そこにある本は、自分に関係のあるものなのか。
何が書かれていて、読んだらどんなものが残るのか。
あれこれ考えながら、なんとか形にしていく。
けれど、ポスターがなかなか決まらなかった。
そこは、世界観を伝えるだけのものではない気がした。
誰が、どんなものを置いている場所なのか。
きっと、その場所の輪郭を一番最初に伝える「顔」になるもの。
何日もぐるぐると迷い続けた。
イメージカラー。
文字の大きさ。フォント。
配置。
あーでもない、こーでもないと、画面の上で何度も動かしてみる。
いつもの作業スペースは、リビングにある座卓。お気に入りのクッションに座って、パソコンに向かう。
だんだんそのクッションの弾力も失われてきて、ダイニングテーブルの椅子に移動した。
すると、娘が横に座ってきた。
ペンと紙と図鑑を持ってきている。
どうやらポケモンを描くらしい。
普段は、パソコンをのぞかれるのがあまり得意ではない。だから、座卓の端にこもるようにして作業している。
その日はすっかり困り果てていた。
ポスターの画面を開いたまま、ふと娘に話しかけた。
「陶片って描ける?」
そう聞いたのは、たぶん、私がずっと拾い集めてきたものの中で、陶片がいちばん自分らしいものだったからだ。
けれど、そんなふうに考えてから聞いたわけではない。
ただ、ふいに口から出た。
すると娘は、
「描ける描ける!色もいろいろ使うね〜。」
と、なんの迷いもなく描きはじめた。
相談も、確認もない。
頭の中にあるイメージを、そのまま紙の上に出していく。
いくつかの陶片を、あっという間に描き上げた。
その勢いごと取り込むように写真に撮り、ポスターのデザインの中に置いてみる。
すると、ずっと悩んでいたカラーや配置が、軽やかにおさまった。
それに、自然と寄り添うフォントまで決まった。
娘が描いた陶片を見ていると、こんなふうに陶片が見えていたんだ、と気づくこともあった。
私が拾ってきたものを、娘は私とは少し違う目で見ている。
それも、なんだか面白かった。
そのポスターを、看板として持っていく。

ショップの奥に、エッセイを置きました。
ある日、手芸屋さんCHECK&STRIPEの
webマガジン「nounours books」にたどり着いた。
ハンドメイドや、暮らしにまつわる記事が更新されていて、写真や余白、そのページに漂う雰囲気も素敵だった。
お店に直接足を運べなくても、そこに流れている空気を、少しだけ感じられるような。
なんだか、秘密の扉からそっと覗き見するような気持ちになる。
私はこういうページが好きなのだと思う。
なかでも好きなのが、福岡薬院店ができるまでを書いた記事。
そんなふうに、お店の奥にあるものや、そこに流れている空気まで置いておける場所。
mimamori shelfにも、そんなページがあったらいいなと思い、ここにもエッセイを置くことにしました。✍🏻
noteにもエッセイを書いていますが、こちらに置くのは、もう少しこの場所の近くにある話。
少し熱が入って、クセの強い話になっているかもしれません。
でも、そんなものも含めて、この場所を知ってもらうきっかけになったらと思っています。
よかったら、ふらりと覗いてみてください。🚪

👇PAY IDのアプリからもご覧いただけます。

海で拾ったもの、見つけたもの。
写真でも残しています。
少しずつ更新しています。🦭

「海の欠片たち」は、ZINEフェスで並べるほか、
オンラインショップにも、そっと同封しています。
小さなものですが、その場で出会ってもらえたり、遠くにいても、海で出会ったものを通して、どこかでつながれたらうれしいです。

