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語学学校で出会った、忘れられないクラスメイトたち

留学中に出会った人たちの名前は、正直ほとんど覚えていない。

でも20年以上経った今でも、なぜか忘れられない人たちがいる。

今回はそんな語学学校のクラスメイトの話。

「It depends on」の人

クラスに、とても真面目な日本人の女の子がいた。

先生に質問される。

すると決まって、
"It depends on..."
から始まる。

好きな映画の話でも、
将来の夢の話でも、
休日の過ごし方でも、

まずは
"It depends on..."

今思えば、慎重な性格だったのだと思う。
物事を簡単に決めつけたくなかったのだろう。
たぶん勉強もできるタイプだった。

でも当時の私の中では、
完全に「Depends on の人」だった。

不思議なもので、本名はもう思い出せない。
でも顔と "It depends on" だけは今でも鮮明に覚えている。

「イーサー」の謎

もう一人忘れられないのが、メキシコ人の男の子だ。

彼が話すたびに、私にはこう聞こえた。

「イーサー」
「イーサー」
「イーサー」

最初の頃は本気で何の単語かわからなかった。

授業中も、
「またイーサーって言ってる…」
と思っていた。

ある日、日本人の友達にその話をしたら、
「あれ、"It's a" じゃない?」
と言われた。

その瞬間、全部つながった。

なるほど。

イーサーじゃなくて、
"It's a" だったのか。

それ以来聞こえるようになったけれど、それまでの私はずっと謎の単語だと思っていた。

語学学校では、自分の英語力だけでなく、いろいろな国の英語の発音にも鍛えられた気がする。

韓国人の名前が覚えられない

当時苦労したのは、韓国人のクラスメイトの名前だった。

どれも聞き慣れない名前で、似た響きのものも多い。

発音も難しく、なかなか覚えられなかった。

そのため、イングリッシュネームを使っている子の方が正直覚えやすかった。

苦労したからなのか、当時の韓国人のクラスメイトの名前は今でも不思議と記憶に残っている。

今思い出すのは英語より人

留学というと、つい英語力や勉強の話になりがちだ。

でも20年以上経った今、私が思い出すのは文法でも単語でもない。

「It depends on」の人。
「イーサー」の男の子。
名前を覚えるのに苦労したクラスメイトたち。

当時は必死だったけれど、今振り返ると、そんな何気ない出来事こそが留学の楽しい思い出なのかもしれない。

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