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tibihime
格好良さ
夏休み、配信など日頃ほぼ見ないさっちゃん(注1)が、「半沢直樹」や「下町ロケット」がみたいと言いだした。
U-NEXTを契約し、一緒に見た。
その中で、急に言いだしたのだ。
「コジくんは、いつから格好を気にしない人になってしまったの?」
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジ、なんだか、かなりディスられているようだよ。
もともと悪ガキで。ファッションセンスも無けりゃ、気兼ねも無い。そのことは、さっちゃんは、十分に知っているはずである。
重ねて、こうも、言いだした。
「吉川晃司、コジくんと歳が替わらないはずだけど、めっちゃくちゃ格好いいよ」
そして、子供たちにLINEを発信し始めた。
「吉川晃司がお父さんなら、よかった?」
全ての答えが、これだった。
「もちろん。それが、良かった」
長男が、こんな私の写真を家族に送った。

すると、娘達から、こう、返ってきた。
「やばい。笑う」
「ヤバすぎ、もはや犯罪に等しい」
そこまで言うかと思いつつ、つい、ちょっとだけ反省してしまった。
なんのはなしですか。

そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑っていた。
「コジくん、マッサー(注1)すれば、私は、笑って許すから」
「…」
マッサージをすると、家内は、上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。

